2020.12.26

3回戦敗退の福大大濠の平松克樹キャプテンが後輩にエール「来年こそ日本一になってもらいたいです」

試合後、メディア対応を行った福大大濠の平松克樹キャプテン [写真提供]=日本バスケットボール協会
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 12月26日、東京体育館にて「SoftBank ウインターカップ2020 令和2年度 第73回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開催。男子3回戦では優勝候補の一角と目される東山高校(京都)と福岡大学附属大濠高校(福岡)が対戦した。

 その試合、東山がティップオフ直後から福大大濠を圧倒。司令塔の米須玲音が17アシストとゲームを支配すると、西部秀馬が33得点、そしてムトンボ・ジャン・ピエールも23リバウンドとそれぞれが役割を全うし、94-65で準々決勝を決めた。

 福大大濠は20-48と28点ものリードを奪われた後半、オールコートやゾーンディフェンスを駆使して逆転を試みたが、それもかなわず。前回大会では準優勝に終わっただけに、今回にかける思いはひとしおだったが、それをかなえることはできなかった。

 試合後、メディア対応を行った平松克樹キャプテンは東山に対して「リバウンドからブレイクの流れが去年よりもレベルが上がっているということをチームで話していました」と警戒していたことを語った。ただし、「それをさせないようにしたのですが、自分たちがシュートブロックにあったり、タフショットを打ったりしてしまって、簡単なブレイクで最初やられたところがいけなかったともいます」と振り返った。

「やっぱり自分たちのシュートが入っていなくて、(反対に)東山さんのシュートが当たっていて。点差が10点以上に開いていたんですけど、まだ大量得点取られていたわけじゃないので、そこは自分たちのシュートが入るまで我慢し続けようという話をしていました」と明かした。

 今大会への意気込みは「去年の分を取り返しに今年ウィンターカップに挑んで、何としてでも優勝という形で終わりたかったんです」と振り返り、「そこで自分たちの力不足で全然プレーできなかったことがやっぱり悔しいです」とコメント。

「自分たちの代は、(昨年の)3年生に引っ張てもらって、準優勝という経験をさせてもらって。今年はそれを後輩たちに味わってもらえるようメインコートに連れて行って、日本一を一回経験させてあげたかったんですけど、自分たちの力が全然足りなくて、勝ちあがれなくて、とても悔しいです」

 そんな下級生に向けて、平松はエールを贈る。「今の1、2年生は練習中から声出して引っ張ってくれますし、一人ひとりの能力がとても高いので、そのまま全員で盛り上げていいチーム作って。来年こそ日本一になってもらいたいです」

 

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