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29日に開催された「SoftBank ウインターカップ2021 令和3年度 第74回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子決勝。帝京長岡高校(新潟県)は56-59で福岡大学附属大濠高校(福岡県)に惜敗し、優勝にはあと一歩届かなかった。
「帝京長岡っていうのは1試合1試合を通して成長し続けるチームだと思っているので、この大会を通して個人やチーム自身が成長できたと思います」と、エースとしてチームをけん引してきた島倉欧佑は口を開いた。
今年のインターハイを準優勝で終え、冬に向けて大きな弾みをつけたと思われた帝京長岡だが、大会後にコロナウィルスのクラスターが部内で発生。練習中止を余儀なくされ、これからという時期に大きなブレーキがかけられた。
当時を振り返って、島倉は「1ヵ月ぐらいつぶれてしまう時間があったんですけど、保護者の方であったり先生が鼓舞してくださり、自分たちは崩れないままウインターカップを迎えられたと思います」と感謝の言葉を述べている。
また、島倉は11月の県予選で右手首の小菱形骨を骨折。同月に手術を行ったが、痛みを抱えながらのプレーとなった。「最後のウインターカップにかけたいっていう思いが強かったので。今でも地面に(手を)ついたりすると痛いんですけど、仕方ないと思ってます。自分が痛がっていたらチームとしての成長もないと思ったので、見せないようにしていました」
決勝の福大大濠戦については、「大濠さんは(ディフェンスに)戻ってくるのがすごい速くて、自分たちとしては思ったようなブレイクを出せたりとかができなくて、流れを作れなかったのが敗因かなと思ってます。また、相手のガードも上手くて、上手くボールをキープされてしまいました」と振り返っている。
指揮官の柴田勲コーチには、「自分たちが進む道をしっかり示してくれるような存在。柴田先生が指揮を執ってくれると安心するし、そういう部分ではチームの心の支えになってました」とコメントを残した。
島倉の高校での挑戦はここで終わりとなるが、次のステージでもその得点スキルを遺憾なく発揮してもらいたい。