2021.12.29

準決勝チームハイ19得点の佐藤が試合を振り返る「申し訳ない気持ちでいっぱい」

準決勝ではチームハイの19得点をマークした佐藤[写真提供]=日本バスケットボール協会
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 福岡第一高校(福岡県)と帝京長岡高校(新潟県)が相まみえた「SoftBank ウインターカップ2021 令和3年度 第74回全国高等学校バスケットボール選手権大会」準決勝。結果は61-67で福岡第一が敗北し、ベスト4で今大会を終えることとなった。

 ゲームキャプテンを務めた佐藤涼成は、「コロナの影響でBチームの子たちがボールを触れないぐらいな状況を乗り越えてきて。Bチームの人たちには申し訳ない気持ちがたくさん」と口を開いた。

 準決勝でのパフォーマンスについて聞かれると、「ここぞっていうときでシュートを決められず。自分の持ち味のジャンプシュートも全然発揮できず。でも、3年間井手口(孝)先生にディフェンスで教わってきたところは最大限発揮できたんじゃないかと思います」とコメントしている。

 また、福岡大学付属大濠高校(福岡県)との決勝を望んでいたと話した佐藤。「河村勇輝さんたちの代みたいに、福岡県勢の決勝で全国のバスケットを見ている方々に感動などを伝えたいと思ってましたし、大濠さんを決勝で倒してやろうと思ってました」

 3年間師事した井手口コーチについては、「井手口先生に反抗的な態度をとることもあって。でも先生についていって、優勝を目指していこうとなったのが一番の思い出だったと思います」と振り返る。

 轟琉維とのガードコンビでチームをけん引してきた佐藤だが「日頃から井手口先生にお前らで50点という話をされてたので、負担とかはまったくなく。自分たちがこのチームを勝たせようと思ってました。見た感じ、他のチームのガードより技術もIQも優れているので。日の丸も背負えるような、すごいプレーヤーになると思います」と、相方へ期待の言葉を贈った。

 大学進学予定の佐藤は、次のステージでも挑戦が続いていくだろう。

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