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29日に行われた「SoftBank ウインターカップ2021 令和3年度 第74回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子決勝で、インターハイ準優勝の帝京長岡高校(新潟県)は福岡大学附属大濠高校(福岡県)と対戦し、56-59で今大会を準優勝で終えた。
今大会でダブルダブルを量産してきた帝京長岡のセンター、コネ ボウゴウジィ ディット ハメード。決勝でもその存在感はすさまじく、19得点20リバウンドと驚異的なスタッツを残したが「自分のプレーだけは本当に悪かったです」と、開口一番に自身のパフォーマンスを悔いた。
ブロック数も9とほぼトリプルダブルを達成し、福大大濠のシュートを幾度となく防いだコネ。「今日のブロックは(ファウルを)吹かれていない部分もあったので、ちょっと危なかったです」と苦笑いを見せ、「これから自分の練習の中でゴール下とか3ポイントシュート、ディフェンスも頑張りたいです」と冷静に自身の修正点を語る。
また、キャプテンの田中空には「本当に良いキャプテンです。今日も僕のシュートが入っていなかった時に空君が来て、『まだまだだぞ』と声をかけてくれて、気持ちが締まりました」とコメント。コネにとって、田中は精神的な支えになっていたのだろう。
決勝の福大大濠戦では、ペイントエリアで自身への対策が敷かれていたという。「我慢したけど、ゴール下はちょっと難しかったです。体を寄せられて、相手のチームは(コート内の)3人、4人ぐらいの身長が高いので、リバウンドとかゴール下のシュートが難しかった」
来年への意気込みを聞かれると、コネは「自分だけじゃなくて全員でたくさん練習して、3年生で日本一になれるよう、がんばりたいです」と話す。2年生で決勝戦を経験できたことは、コネにとっても大きくプラスに働くはずだ。
今大会で鮮烈な印象を残した帝京長岡の守護神は、さらなる飛躍を遂げた姿を来年に見せてくれるだろう。