2022.07.21

インターハイ女子注目選手(4)堀内桜花(京都精華学園)「“魅せるガード”は多彩な攻撃で相手を翻弄」

昨年のウインターカップでチームの準優勝に貢献した堀内 [写真]=バスケットボールキング
フリーライター

 7月27日から8月1日にかけて香川県で行われる「令和4年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」。熱戦が期待される夏の祭典の開幕を前に、バスケットボールキングでは大会で活躍が期待される注目選手をピックアップした。

■女子注目選手(4)堀内桜花(京都精華学園)

「いろいろなことが初めてで、自分自身でも試しながらプレーしていましたが、(大会を通して)通用するところとしないところが分かりました。それと、体力面でも40分間、走り続けないといけないということも感じました」

 昨年、1年生ながらスターターとしてインターハイとウインターカップに出場した堀内桜花。初めて経験した高校での全国大会をこう振り返った。

 堀内は京都精華学園中学校時代から全国大会で活躍してきた。オフェンス能力の高いガードとして巧みなパスに、自らがディフェンスを抜き去ってのシュートなど、攻撃の要となる存在だ。昨年のウインターカップでは華麗なパスが話題を呼んだが、それについて堀内は、瞬時の発想と「練習でやっているパスもあるので、そこは自信を持ってできています」と言う。

 今年は3ポイントシュートやドライブからのストップジャンプシュートなど、「シュート確率を上げる」ことに重きを置いているという堀内。昨年はインターハイでベスト4、ウインターカップでは準優勝と優勝まで後一歩と迫っただけに、2年生になって迎える全国大会には並々ならぬ思いがある。

インターハイではどんなプレーを見せてくれるのか、楽しみだ [写真]=バスケットボールキング


「(昨年のウインターカップ決勝では)序盤に少し受け身になったことで自分たちのバスケットがあまりできていませんでした。今年のインターハイでは出だしからずっと自分たちのバスケットができるように、ガードとしてゲームを組み立てていきたいです」(堀内)

 飄々とした様子でビッグプレーを見せる2年生ガード。中学時代からタッグを組む八木悠香(2年)とともに、やはり今夏も目が離せない選手だ。

文=田島早苗

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