2022.12.26

母校の8強入りを解説席で見届けた河村…「福岡第一らしいバスケットができていた」

今大会のアンバサダーを務める河村[写真]=B.LEAGUE
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 12月26日、東京体育館で「SoftBank ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の男子3回戦が行われ、福岡第一高校(福岡県)が美濃加茂高校(岐阜県)と対戦。試合は序盤から猛攻を仕掛けた福岡第一が主導権を握り続け、102-54と大差で快勝した。

 試合の後半からは、今大会のアンバサダーを務める河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)が中継席でゲスト出演。母校である福岡第一のゲームを解説し、試合終了後のメディア対応では「福岡第一らしいバスケットが40分間できていたと思います」と振り返った。

「流れを継続できる力というのもあると思うので。次は帝京長岡高校(新潟県)で留学生が強力になってくると思いますし、(福岡第一が)どういった展開のバスケをするかというのも楽しみの1つです」

 自身の背番号を受け継いだ轟琉維(3年)のプレーについては、「(プレーの)幅が広いプレーヤー」と賞賛。「ディフェンスもできてシュート力もある。それにパス能力も。いるだけでゲームを支配できる存在感も持っていますね」と、チームの手綱を握るエースに期待感をつのらせた。

 初戦の船橋市立船橋高校(千葉県)では99-62と好スタートを切り、盤石の戦いぶりで美濃加茂も撃破。優勝に向け勢いに乗る福岡第一だが、今後を勝ち進むには“スタメンの活躍”がカギになると河村は語る。

「チームの雰囲気を上げていくためにも、ベンチメンバーがプレーする時間を増やすためにも、しっかり先発陣が点差をつけること。今は2試合で快勝していると思うので、今後もそういう戦いを増やしてほしいと思います」

 美濃加茂戦ではゲームハイ23得点を挙げた城戸賢心(3年)はチームキャプテンも務めているが、河村は「(ゲームキャプテンの)轟くんがストレスなくプレーできるように、コート外でしっかりとチームをまとめるのも役割だと思います」と、その活躍に触れている。

 今や日本代表の中心選手に成長した先輩が大会アンバサダーを務めるだけに、福岡第一はより一層勝利への意欲を見せているだろう。ベスト4をかけた帝京長岡との一戦は、27日13時20分より開始予定だ。

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