Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
渡邉伶音、湧川裕斗、髙田将吾の3年生トリオに加え、下級生には中学時代に日本一を経験した勝又絆、榎木璃旺(ともに2年)などがいる福岡大学附属大濠高校(福岡県)は、タレント集団とも言える分厚い選手層を誇る。エースを張れるプレーヤーが複数いる中でも、その役目を与えられているのが背番号14の髙田だ。
「自分は14番というエースナンバーを背負わせていただいているので、得点の部分で貢献しないといけないです」。昨年からこの背番号を背負う髙田は、190センチのスモールフォワード。内外から得点を稼ぐことができるが、最も得意なプレーについては「ジャンパー」というように、中距離から放つジャンプショットに自信を持っている。
今年のインターハイ前にはU18日本代表の一員として「FIBA U18 アジアカップ 2024」に出場。夏の全国大会はベスト4敗退に終わったが、インターハイ後はアジア・オセアニア地域から男女各30名しかできないキャンプ「第14回Basketball Without Borders(BWB)Asia」のメンバーにも選ばれ、開催地のオーストラリアでレベルアップを図った。
この1年だけでもさまざまな経験を積んだ髙田は、「アジアカップやオーストラリアなどでいろいろな経験させていただきました。その経験を通して印象的だったのは、どの国の選手もドライブが力強かったことです。そこの部分は自分も真似しようと思いました」と新たな刺激を受けた。
「この3年間、悔しい思いしてきたのでウインターカップは必ず日本一を取りたいです。いつも応援してくださっている保護者の方々のためにも最高の結果で終われるように頑張りたいと思います」
「ディフェンスももちろん大事ですけど、自分は3ポイントやジャンパー、ドライブなど得点の部分で貢献していきたいです。裕斗と伶音に頼らずに、自分が一番得点を取るという気持ちでプレーしたいと思います」
文=小沼克年