2018.09.14
8月23日、メンフィス・グリズリーズと2way契約を結んだ渡邊雄太が、同チームのトレーニングキャンプ参加のため成田空港から渡米。出国前の囲み取材の場では、NBA出場に向けた意気込みのほか、9月13日から始まる男子日本代表の「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選」についても言及した。
金星を挙げた1次予選第5戦のオーストラリア戦を「本当にすごいこと」と振り返り、「ますます自分も日本代表の一員としてプレーしたいという強い気持ちになった」と明かす渡邊。13日に敵地でのカザフスタン戦、17日にホームでのイラン戦を控えるが、「出たいという気持ちが強いが、ただ、僕の意見だけでなかなか動くことができない現状なので。出れるか、出れないかはまだわからない」と、チーム、日本代表、エージェントを交えてスケジュールについて話していくようだ。
もしも出場が叶えば、2016年の「FIBA男子オリンピック世界最終予選」以来。当時はラトビアに48-88で、チェコに71-87で敗れ、世界への切符を逃した。
「初戦にボロ負けして、2戦目は惜しいところまでいったけど力の差を見せつけられて。世界と日本バスケの差を肌で感じたので、もっともっと成長して、こういう国を相手に活躍して勝っていけるような選手になっていかなければいけないなと強く思った」
もっとも、日本代表に懸ける想いも強い。
「代表選手は、誰でもなれるわけではない。代表でプレーするのはすごく価値のあることで、国を背負うプレッシャーもあるけど、それ以上に国を代表してプレーできるという楽しみも大きい」
「出場できれば、あの時の悔しさを晴らせるようにしたい」。日の丸を背負って戦う渡邊の姿が見られるか注目だ。
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