2018.08.22

8名で臨んだ男子日本代表、香港との接戦を制す…アジア大会予選ラウンドは2勝1敗で終了

チームトップの19得点をマークした太田敦也[写真]=小永吉陽子
バスケ情報専門サイト

 8月22日、インドネシアのジャカルタで「第18回アジア競技大会(夏季大会)」の男子バスケットボール競技が行われ、日本代表が香港との予選ラウンド最終戦に臨んだ。

 大会中に不祥事を起こし、代表選手資格はく奪と帰国処分を受けた永吉佑也京都ハンナリーズ)、橋本拓哉大阪エヴェッサ)、佐藤卓磨滋賀レイクスターズ)、今村佳太新潟アルビレックスBB)を除く8選手で戦う日本。同予選1勝1敗で迎えた香港戦はベンドラメ礼生サンロッカーズ渋谷)、辻直人川崎ブレイブサンダース)、熊谷尚也大阪エヴェッサ)、張本天傑名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、太田敦也三遠ネオフェニックス)の5名が先発を務めた。

 立ちあがりから互いに点の取り合いとなるも、残り3分を切ると途中出場のシェーファー アヴィ幸樹(ジョージア工科大学)、中村太地(法政大学)らが得点をマークし、22-19で同クォーターを終えた。第2クォーター序盤はリードを保っていたが、残り3分33秒に逆転を許す。そこからは太田のフリースロー、熊谷のオフェンスリバウンドからの得点で応戦し、42-41で試合を折り返した。

 第3クォーター、日本は3点ビハインドの開始1分59秒から熊谷、張本が立て続けに得点を奪って54-47と一歩抜けだす。その後は再び迫られたが、中村が攻撃を引っ張り、9点リードで最終クォーターへ。

張本は約32分間コートに出続け、計17得点で勝利に貢献[写真]=小永吉陽子

 しかし、第4クォーター開始早々から連続失点を喫し、序盤で3点差まで詰められる。試合終了残り4分2秒からは3ポイントと速攻を許して77-79。それでも、すぐさま太田、辻の連続得点で再逆転すると、同1分44秒からベンドラメが4点を積みあげ、最終スコア88-82で接戦をものにした。この勝利で予選ラウンド2勝目を挙げた日本だが、25日に行われるチャイニーズ・タイペイvsカタールの試合結果次第で予選突破が決定する。

■試合結果
日本 88-82 香港
JPN|22|20|28|18|=88
HKG|19|22|20|21|=82

男子日本代表の関連記事