2018.12.03

日本、W杯出場圏内のグループ3位に浮上! カザフ撃破で予選6連勝

シュートを狙う田中大貴 [写真]=山口剛生
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 12月3日に富山市総合体育館で「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019 アジア地区 2次予選(Window5)」が行われ、予選5連勝中の男子日本代表がカザフスタン代表と対戦した。

 富樫勇樹千葉ジェッツ)、比江島慎(ブリスベン・ブレッツ)、田中大貴竹内譲次(ともにアルバルク東京)、ニック・ファジーカス川崎ブレイブサンダース)の5人が先発に名を連ねた日本は、試合序盤で0-6のランを許す。竹内譲や比江島のアタック、ファジーカスのバスケットカウントで得点を重ねるが、相手のアウトサイドシュートに苦戦。8本中5本の3ポイントを決められるなど、19-25で最初の10分間を終了した。

 続く第2クォーターは竹内譲のレイアップでスタートすると、馬場雄大(A東京)のフリースロー、比江島のバスケットカウントで同点に追いつく。相手のミスも重なる中、ファジーカスのレイアップ、田中のフリースローでリードを奪い、34-33と1点差で試合を折り返した。

 ファジーカスが連続で得点を重ねた第3クォーターは、開始1分31秒に竹内譲が3つ目のファウル。太田敦也三遠ネオフェニックス)が投入されると、比江島の2連続得点でリードを7点に広げた。序盤からややチームファウルがかさんだが、ファジーカス、比江島を中心に点の取り合いに持ちこめば、馬場や篠山竜青(川崎)が積極的にアタック。フリースローから失点が増えたものの、馬場の豪快なダンク、張本天傑名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)の3ポイントでリードを保った。

41得点の大暴れを見せたファジーカス [写真]=山口剛生

 62-58で突入した第4クォーターは、田中がジャンパーで先制点を記録し、ファジーカスが追加点をマーク。相手指揮官にテクニカルファウルが宣せられるなど、日本にペースが傾きかけると、開始3分43秒にファジーカスの得点で11点差に拡大する。しかし、残り5分19秒に竹内譲が、同4分53秒に張本がファウルアウト。スモールラインナップでの戦いを余儀なくされたが、ファジーカスのフリースロー、馬場のジャンプショット、比江島の3ポイントなどで相手を突き放し、最終スコア86-70で勝利を収めた。日本は予選6連勝を飾り、ワールドカップ出場圏内となるグループFの3位に浮上し、残り2戦に望みをつないだ。

【試合結果】
日本 86-70 カザフスタン(@富山市総合体育館)
JPN|19|15|28|24|=86
KAZ|25|8|25|12|=70

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