2019.12.17
9月10日に「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」を5戦全敗で終えた日本代表(FIBAランキング48位)が帰国。安藤誓哉(アルバルク東京)が取材に応じた。
メディア取材に応じた安藤は、やや暗いトーンで「もっと強くなろう、というのが1番強い思いです」と、素直な感想を述べた。安藤は1次ラウンド第1戦、第2戦と出場の機会はなかった。しかし、アメリカと対戦した第3戦でプレータイムを得ると、17-32位決定ラウンド2戦でもプレータイムを獲得。計3試合に出場した。特にモンテネグロ戦ではスターティングファイブに名を連ね、約33分間の出場を果たした。
安藤は、世界の司令塔との差を「クリエイト能力。いい状況判断をするところ」と話し、続けて「アメリカ代表はそれとは1つ上のレベルの人たちだと思うんですけど、欧州の人たちはしっかりとしたクリエイトをチームでできていて、どうしてもその起点になるのはポイントカードだと思います」とコメントした。
6月から続いた代表活動を振り返り、「身体の疲れよりかは精神面での疲れがある」と語った安藤。「僕は、まずロースターに入ることが目標で、ワールドカップに向けて『なんとしても入りたい』という思いでやってきた。そういう意味では疲れました」。それでも、ワールドカップを終え「全力は出しきれました。振り返ればまだまだでしたけど、出しきったと僕は言います」と力強く話した。
世界舞台を体験したことは、10月3日から開幕するB1リーグに大きく活かされるだろう。
「これからの1日1日をより世界と戦ってより強くなりたいというモチベーションをもって、トレーニングとバスケットボールに励んで行きたいなと思います。去年僕が感じていたのとは、今ここに帰ってきて感じているのは違うので、新たなモチベーションを持って、また明日からやっていきたいです」
Bリーグ3連覇、そして世界に向けた安藤の挑戦はすでに始まっている。
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