2019.09.06
9月5日に中国の上海で「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」の1次ラウンド第3戦が行われ、日本代表(FIBAランキング48位)がアメリカ代表(同1位)と対戦した。
2連敗で順位決定戦に進むことが決まっている日本は、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)、馬場雄大(アルバルク東京)、渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)、ニック・ファジーカス(川崎)の5人が先発。ワールドカップ(世界選手権)で5度の優勝を誇り、大会2連覇中のアメリカは、ケンバ・ウォーカー(ボストン・セルティックス)、ドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)、ジョー・ハリス(ブルックリン・ネッツ)、ハリソン・バーンズ(サクラメント・キングス)、マイルズ・ターナー(インディアナ・ペイサーズ)がスターティングファイブに名を連ねた。
第1クォーターはウォーカーにバスケットカウント、ミッチェルに3ポイントを許すなど、序盤から走られて0-13のラン。同4分40秒に渡邊が2本のフリースローを決め、ようやく初得点をマークした。残り4分17秒にファジーカスが初のフィールドゴールを記録し、直後に安藤誓哉(A東京)、竹内公輔(宇都宮ブレックス)が今大会初出場。メイソン・プラムリー(デンバー・ナゲッツ)のアリウープダンクなどで失点を重ねる中、渡邊のジャンプショット、田中大貴(A東京)の3ポイントがあり、9-23で最初の10分間を終了した。
続く第2クォーターも相手に圧倒されるが、比江島慎(宇都宮)のジャンプショット、馬場の3ポイントで加点。中盤以降は比江島や馬場が積極的に仕掛け、残り3分6秒の時点で21-46まで迫った。アメリカのタイムアウト後、ジェイレン・ブラウン(セルティックス)のダンク、ミッチェルの3ポイントなどで失点。23-56と33点差で試合を折り返した。
第3クォーターは開始1分33秒に馬場が得点を決めたものの、シュートが決まらず猛攻に遭う展開。27-73で迎えた残り5分4秒、八村が田中のアシストからこの日自身初得点となるワンハンドダンクを叩きこんだ。安藤周人(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)を投入してスモールラインナップで対抗。一歩も引かない相手に対し、31-84と点差を広げられた。
第4クォーターも相手の強さ、速さ、うまさに押される時間帯が続き、渡邊がフリースローで何とか得点を挙げるが、点差を広げられる。シェーファーアヴィ幸樹(滋賀レイクスターズ)もコートに送りこむと、試合終了残り4分45秒に馬場のドライブで36-96。放ったシュートはリングに嫌われたり、ブロックに遭ったりして得点につながらない中、馬場が気迫のプレーを見せて反撃。それでも、最終スコア45-98で完敗を喫した。
■試合結果
日本 45-98 アメリカ
JPN|9|14|8|14|=45
USA|23|33|28|14|=98
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