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男子日本代表のホーバスHCが記者会見［写真提供］=日本バスケットボール協会
11月27・28日に行われる「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 アジア地区予選」のWindow1を前に、男子日本代表を率いるトム・ホーバスヘッドコーチが記者会見に応じた。
今夏行われた東京オリンピックでは女子代表を指揮し、史上初の銀メダルへ導いたホーバスHC。3ポイントシュートと素早いトランジションで偉業を成し遂げた同氏は、「プレースタイルは女子と一緒。このスタイルが日本にフィットすると思っている」と語り、これまでと変わらぬスタイルでチームづくりを進めていくと明言した。
同氏は指導者としては一貫して女子を指導していたため、本格的に男子を指導するのは今回が初めて。今月15日から合宿を行なっているが、「選手たちがすごくいいエナジーを持っている。4回練習したがエナジーが落ちていない。全員頑張っているし、いい合宿の出だしだと思う」と一定の手応えをつかんでいるようだ。
そんな新指揮官が今回合宿メンバーに選んだのは24選手。東京オリンピックへ出場した富樫勇樹（千葉ジェッツ）や比江島慎（宇都宮ブレックス）などが選ばれたが、田中大貴（アルバルク東京）は代表引退を表明したほか、金丸晃輔（島根スサノオマジック）、ギャビン・エドワーズ（千葉）らが代表から外れた。ホーバスHCは選外となった選手とコミニュケーションを取ったといい、「五輪を終えてメンタル的に疲れている。それはしょうがないし、当たり前」と語った。
長らく代表で活躍してきた選手が外れ、齋藤拓実（名古屋ダイヤモンドドルフィンズ）や岡田侑大（信州ブレイブウォリアーズ）、寺嶋良（広島ドラゴンフライズ）ら新顔が多数選ばれた“新生”日本代表。ホーバスHCはチームを司るポイントガードの選出方針を明かし、「サイズアップより技術や速さ、プレーメーク。（身長が低いという）マイナス面よりプラスのほうが上回る」と説明した。
同代表は来週末の27・28日に中国代表との2連戦を戦う。合宿開始から10日余りで実戦を迎えることとなるが、「相手のフィジカルバスケットに簡単に負けないこと。ハーフコートゲームになったら相手のプラン。早いペースでできたらうちの力を見せられると思う」と展望した。
