2021.11.19

「自分らしさを出すこと」…初選出の齋藤拓実は普段着のプレーで代表定着を目指す

男子日本代表へ初選出された齋藤[提供]=日本バスケットボール協会
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 11月27・28日に行われる「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 アジア地区予選」のWindow1を前に、齋藤拓実名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が記者会見に応じた。

 過去に世代別の日本代表に選ばれた経験があるものの、A代表は初選出となる齋藤。「選ばれたのは率直にうれしい」と笑顔で話し、「トム(・ホーバス)さんがBリーグの試合を見て僕を評価してくれたので、それを合宿でできれば評価してくれるはず。合宿で自分らしいプレーができたらいいなと思っている」と意気込んだ。

 同選手がプレーする名古屋Dでは、3ポイントシュートを多投するスタイルを採用。ホーバスHCも同様のスタイルを志向しているため、やりやすさを感じているという。

「ディフェンスを見て判断したり、頭を使ってバスケットしたり、3ポイントを主体とするのはかなり似ていると思う。また、ディフェンスを見てカッティングするのは自チームでもやっているので、慣れていると思います」

 今回の合宿では、東京オリンピックに出場した富樫勇樹千葉ジェッツ)やベンドラメ礼生サンロッカーズ渋谷)に加え、藤井祐眞川崎ブレイブサンダース)や寺嶋良広島ドラゴンフライズ)ら新顔が選出された。Bリーグを代表するポイントガードが選ばれており、熾烈な競争が待ち受けている。初招集の齋藤にとっては大きなチャンスでもあり、試練でもあるが、あくまでも「自分らしさ」を売りにアピールしていく考えだという。

「まずは自分らしさを出すこと。そして、システムを理解した上で自分らしさを出さないといけない。ペイントタッチや3ポイントで得点を決めていかないといけませんが、自チームでも同じようなことをやっているので、それができれば評価してくれると思う」

 初戦を戦う中国代表は、210センチを超える選手を複数そろえており、アジアでも有数の高身長チーム。「(世界相手に)通用するかどうかは楽しみな部分でもある」と話す齋藤が、中国相手にどのようなプレーを見せるのか楽しみだ。

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