2021.11.20

初の代表合宿に難しさを感じる岡田侑大「一つ上の選手になるには必要なこと」

初めてのA代表合宿に臨む岡田侑大(右)[写真]=日本バスケットボール協会
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 東京オリンピックでは女子日本代表を率い、史上初の銀メダルに導いたトム・ホーバス氏を指揮官に迎え、新体制となった男子日本代表。彼らは、11月27日から28日にかけて宮城県仙台市で行われる「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」のWindow1に臨む。11月15日からはその直前合宿が行われており、日本代表候補に選ばれた選手が合宿を行っている。

 今回の合宿に参加している岡田侑大信州ブレイブウォリアーズ)が、11月19日の練習終了後にメディアからの質問に応じた。

 今回の合宿では2番目に若い岡田は「(代表)チームに呼ばれたのは初めてで、本当にうれしかったですし、今までテレビとかで見てきた選手たちと一緒に練習したり試合ができるというのは、自分としてもうれしい限りです」と、まずは率直な感想をコメント。

 代表合宿の感触を問われると、「信州では攻めることが一番の役割なんですが、代表チームの練習では自分に求められていることはまた違ってくる」と一筋縄ではいかない模様。「トムさんのバスケットはパス&ランで、一人ひとりがボールを持つ時間を少なくするというのがチームルールなので、信州でやっていたことはなかなかできないです」と言いつつも、「難しいことだとは思いますが、一つ上の選手になるには必要なことなのかなと思っています」と意気込みは十分のようだ。

 また、以前に比江島慎宇都宮ブレックス)のプレーを参考にしていると語っていた岡田侑大。自身については「ここ2日間ほど練習をしてきて、まだまだ自分はアジャストできていない部分が多いです」と評価する一方で、「比江島選手は宇都宮と求められていることが違ったとしても、しっかりアジャストしていますし、格の違いっていうか経験の違いを感じています」と、日本を長年支えてきた大黒柱に尊敬の眼差しを向けていた。

 そんな比江島ともポジションを争うことになる岡田だが、この合宿でのアピールポイントを問われると「得点能力」と断言。「3ポイントも打ててドライブもできるというのが自分の強みだと思うので、そこをしっかりやっていきたいと思います」と、A代表入りを見据え、得意なプレーに磨きをかけていくことを語った。

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