2021.11.20

29歳ながら代表候補初選出の森川正明「この合宿に経験を積みにきただけじゃない」

29歳ながら代表候補初選出の森川正明(中央)[写真]=日本バスケットボール協会
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 長らく女子日本代表を率い、輝かしい功績を残したトム・ホーバス氏が指揮をとることとなった男子日本代表。彼らは、11月27日、28日に宮城県仙台市で行われる「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」のWindow1に臨む。11月15日からはその直前合宿が行われており、日本代表候補に選ばれた選手たちがロスターをかけて練習に取り組んでいる。

 今シーズンの好調ぶりを評価され、29歳ながら代表候補に初選出された森川正明横浜ビー・コルセアーズ)が、19日の練習後にメディアからの質問に答えた。

 同選手ははじめに「率直に代表候補に選ばれたことはすごく光栄なことです」とコメント。一方で「自分の年齢を見た時に、もう30歳になる年に初選出される意味を考えないといけないし、この合宿に経験を積みにきただけじゃなく、しっかり代表に残って代表戦を戦ってみたいという気持ちが強い」と懸ける想いをあらわにした。

 さらに、ただ1人横浜から選出されたことにも言及。「下位のチームではありますけど、僕自身を評価していただいて選出と言う形になったと思うので、そこはすごく光栄です」と言い、「チームを代表してこの合宿に参加しているので、横浜というチームに恥じないように」と意気込んだ。

 また、森川は「今シーズンは、昨シーズンに比べて成長できた部分が多くあります」と話し、「僕の強みはアウトサイドシュートとペイントアタックするドライブなので、トムさんともその強みを生かせるんじゃないかなという話はしました」と、サプライズ選出ではないことを強調した。

 そうした成長の裏側には、2シーズン前まで所属していたシーホース三河からの移籍が大きいという。

 「三河時代になかなかプレータイムをもらえず、横浜で多くプレータイムをもらえるようになった」と自ら評し、「自分の課題や良さをフィードバックすることができてきたので、今のプレーにつながっているのかなと思います」と成長の要因を分析していた。

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