2022.06.01
トム・ホーバスヘッドコーチのもと新体制となった男子日本代表は、11月27・28日に宮城県仙台市で行われる「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」のWindow1に臨む。11月15日からはその直前合宿が行われており、日本代表候補に選ばれた選手たちが合宿を行っている。
その合宿に参加中の原修太(千葉ジェッツ)が、11月19日の練習後にメディア対応に応じた。
現在27歳の原は、まず最初に「招集していただいたことはすごく光栄です。東京オリンピックが終わって、最初で最後のスタートラインに立てるチャンスだと思っていたので、うれしく思います」と喜びの感想を述べると、「去年はスタメンとしてBリーグでチャンピオンを獲り、自信もついてきました。変に気負うこともなく、持ち味であるドライブや3ポイント、千葉でやってきた状況判断だったりをどんどん出していきたいです」と意気込んだ。
また、ホーバスHCへの印象について聞かれると「トムさんはすべての指示を日本語で、自分の言葉で伝えてくれるので、気持ちが伝わってくるなと感じています。また、『チャンスがあれば3ポイントを打て』など、指摘してくれることに一貫性があって、そういうところはすごいなと思います」と語った。
さらに、「プライドを持ってやってきた」と語るディフェンスについては「正直、誰とマッチアップしても止める自信はありますし、ヘルプやコミュニケーションも自分はちゃんとできていると思うので、もっとアピールしていけたらなと思います」と力強いコメントを残しており、自身の大きな武器になっているようだ。
これまで原は日本代表への強い思いを秘めて、Bリーグで戦ってきたことを明かした。
「ここ2〜3年は余程のことがない限り、代表のメンバーは変わらないと思っていたので、トップチームである千葉ジェッツでスタメンを勝ち取ることなどが代表への第一歩につながると思い、今の自分にできることに取り組んできました。メディアの前では口に出さずにやってきましたが、心の中では代表を常に目標にしていました」
終始、自信と気力に満ちた姿勢で対応した原は、自身が「最初で最後のチャンス」と語るこの合宿に全身全霊で臨む。
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