2022.07.10

U17W杯で残り1試合となった男子日本代表…川島と小川は各スタッツで王者に輝けるか?

川島(左)は得点王、小川(右)は3P王受賞の可能性がある[写真]=fiba.com
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 7月3日(現地時間2日)に開幕した「FIBA U17バスケットボールワールドカップ スペイン2022」。八村塁(ワシントン・ウィザーズ)を擁した2014年大会以来の出場を果たした男子日本代表は、ここまで6戦6敗と苦しい戦いが続いてこそいるが、世界の強豪プレーヤーに引けを取らない活躍を残している選手がいる。

 1人目はチームのエース、川島悠翔(福岡大学附属大濠高校2年)だ。現在、川島は1試合平均19.7得点をマークしており、同19.8得点で1位のJan Vide(スロベニア代表)に0.1得点と迫っている。総合得点でも118得点で2位に位置しており、首位のJan Videとは1点差と、得点王争いは激しさを増している。

 「FIBA U16アジア選手権大会」では平均26.6得点11.2リバウンド2.2アシスト1.2スティールと大車輪の活躍で日本代表を準優勝へと導いた川島。今大会、3ポイントシュート成功率は25.7パーセントと波に乗り切れていないものの、コンスタントに得点を量産できる能力は日本代表にとって必要不可欠だ。

リトアニア戦ではゲームハイの27得点を挙げた川島 [写真]=fiba.com

 2人目は羽黒高校2年の小川瑛次郎。今大会ではベンチからの途中出場で起用されており、3ポイントシュート成功率は56.5パーセントで現在首位を走っている。13-16位決定戦の対レバノン代表では6本中4本の3ポイントシュートを沈め、川島に次いでチーム2番目の計16得点を挙げた。

 2位のVytautas ŽYGAS(リトアニア代表)と計13本で成功数は等しく、試投数で小川が1本少ない状況と、こちらも苛烈なトップ争いが続いている。ベンチからの起爆剤である小川には、13-14位決定戦でも高確率のアウトサイドシュートが期待される。

高水準な3ポイントシュートを披露している小川(右)[写真]=fiba.com

 日本は次戦11日、グループステージで敗れたドミニカ共和国代表と対戦する。勝者が今大会を13位で終えることになるが、残された1試合で川島は得点王、小川は3ポイント王をつかみ取りたいところだ。

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