
2025.05.26
6月23日より第1次強化合宿を行っている男子日本代表。この合宿のメンバーにはジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)や馬場雄大(長崎ヴェルカ)をはじめ、2023年のワールドカップや昨年のパリオリンピックに出場した選手も数名、名を連ねた。
その内の一人で、「この時期はまず(代表候補のメンバー)表に入っているかどうかから勝負が始まります。正直、僕自身は今シーズン(2024-25)のBリーグではなかなか試合に出られなかったので、どっちかなと思いました。でも、(メンバー)表に自分の名前があったとき、その瞬間に一気にギアを入れるというか。『よし、選ばれた。選ばれたなら最後まで絶対行くぞ』という強い気持ちを持ってまた合宿に参加しています」と、気持ちのこもった言葉を発したのが川真田紘也(長崎ヴェルカ)だ。
27歳の川真田は、トム・ホーバスヘッドコーチの下での代表活動が長い選手。今回の合宿には最年少の19歳・渡邉伶音(東海大学)を始め18人中10人が20代前半で、本格的な日本代表活動ははじめてという選手もいる。そのため、川真田は「ずっと(日本代表に)呼ばれていることもあって、バスケット(スタイル)だったり、トムさんの考え方だったりは少なからず若い選手に比べると分かっていると思うので、教えられるところは教えていきたいと思っています」という。
一方で、「逆に言えば、(若手選手は)海外でプレーしている人などもいて、指導者が変わればみんな考え方も違う。そこで新しい発想というか、新しい考え方やこういう選択肢もあるんだということが自分の勉強にもなっています」とも語った。だからこそ、「もちろん(最終の)代表のメンバーに入るためのライバルではあるのですが、仲間でもあるので、お互い助け合ってやっていければ」と力を込める。
「(候補メンバーに)呼ばれている以上は絶対やるという気持ち持っていますし、最後まで残るという気持ちもあります。でも、それを決めるのは僕の気持ちだけではなくてトムさん。最終的にどういうメンバーを選ぶのかはトムさんが決めることです。自分のできることは決まってるわけで、その自分のできることを精一杯やって、あとはトムさんが必要な選手だと思うような選手になれるように頑張っていきたいです」
2023年からホーバスジャパンのメンバーとして活躍する川真田[写真]=fiba.basketball
先に触れたように、今回の合宿では若手選手が多かったこともあり、27日のメディアデーでもそのことについての質問が多く飛んだ。それに対して、「僕も若いと思ってますけどね」と発した川真田。それは彼のメディアへのリップサービスかもしれないが、実際に27歳はベテランとして落ち着く年齢ではまだないといえる。それでもなお、安心感のようなものを抱かせるのは、やはりホーバスJAPANで培った経験が豊富だからだろう。
「(若手選手は)悩みながらやっているところもありますが、選ばれてる以上は全力でやるという姿がすごく見えてくるので、その勢いに負けずにやり合っていきたいです」と、決意を新たにしたビッグマン。
ホーバスJAPANをよく知るセンターは、今年8月に控えるアジアカップをターゲットに、チームメートと切磋琢磨しながら、毎日を全力で取り組んでいく。
取材・文=田島早苗
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