2023.08.03
2月26日、高崎アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window6が行われ、男子日本代表(FIBAランキング38位)がバーレーン代表(FIBAランキング84位)と対戦した。
第1クォーターで32得点を奪った日本は、その後も試合を優位に進め、95-72でバーレーンに勝利。トム・ホーバスヘッドコーチ率いる男子日本代表は、アジア地区予選を5連勝で締めくくった。
23分46秒のプレータイムで6本の3ポイントシュートを含む20得点と爆発した須田侑太郎(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)は、試合後の会見で「40分間すごく難しい試合でした。こういうゲームは今後も絶対にあるので、今回しっかりと点差をつけて勝ち切れたことに価値があると思います」とバーレーン戦を振り返った。
自身のコンディションに関しては「絶好調」と語る須田は、「今日はすごく気持ちよくシュートが打てました。味方がペイントアタックからキックアウトしてくれたり、ガード陣も見てくれているので走りがいがあります」とチームメートのアシストについても言及した。
さらに、「打ち切る、決め切るのが自分の仕事なので、無駄なことを考えず打ち続けた結果、シュートが入った感じです」と語り、ホーバスHCのもと自身の武器を確立した須田は、アジア地区予選の最終戦で再びその真価を発揮した。
「思い返せば、トムさんの体制が始まってから、チームとしてすごく完成に近づいてきたなと思います。共通認識が全員にあって、細かい部分は合宿やWindowを重ねるごとに良くなり、チームがどんどんビルドアップしてるのは選手自身も感じています」
新体制となってから約1年半が経過し、チームとしての大きな手応えも感じているという須田。今年1月に31歳となったが、次々と台頭してくる下の世代の選手たちについて聞かれると、「今は僕たちがプレーしてますけど、その前からずっと代表を支えてきた選手の思いがここまで積み重なって今があると思っています。どんどん世代を変えてつなぐことにより、良くなってきていると実感しているので、若い選手が出てくることは本当に素晴らしいことです」と代表への思いを語った。
それでも、「その中で自分が競争の場に立てているのはありがたいことですし、僕も負けずに頑張りたいというのが率直な思いです」と語り、台頭する若い世代との競争へ向けて意気込んだ。
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