Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
4月16日に開催されるWリーグプレーオフファイナル。その舞台で相対する富士通レッドウェーブとトヨタ自動車アンテロープスは、ともに多くの日本代表級選手をそろえた強豪であり、試合は激しいものになることが予想される。
そんな頂上決戦において特筆すべき活躍を示した選手に与えられる賞が“プレーオフMVP”だ。2000年から2001年にかけて開催された第2回Wリーグから設けられた賞で、これまで10選手が受賞している。以下がその一覧だ。
■歴代プレーオフMVP受賞者
第1回Wリーグ(99-00):表彰なし
第2回Wリーグ(00-01):浜口典子(ジャパンエナジー/現ENEOS)
第3回Wリーグ(01-02):浜口典子(ジャパンエナジー/現ENEOS)
第4回Wリーグ(02-03):大山妙子(ジャパンエナジー/現ENEOS)
第5回Wリーグ(03-04):矢野良子(ジャパンエナジー/現ENEOS)
第6回Wリーグ(04-05):永田睦子(シャンソン化粧品)
第7回Wリーグ(05-06):永田睦子(シャンソン化粧品)
第8回Wリーグ(06-07):大神雄子(JOMO/現ENEOS)
第9回Wリーグ(07-08):矢野良子(富士通)
第10回Wリーグ(08-09):吉田亜沙美(JOMO/現ENEOS)
第11回Wリーグ(09-10):大神雄子(JOMO/現ENEOS)
第12回Wリーグ(10-11):表彰なし
第13回Wリーグ(11-12):吉田亜沙美(JX/現ENEOS)
第14回Wリーグ(12-13):渡嘉敷来夢(JX/現ENEOS)
第15回Wリーグ(13-14):間宮佑圭(JX-ENEOS/現ENEOS)
第16回Wリーグ(14-15):渡嘉敷来夢(JX-ENEOS/現ENEOS)
第17回Wリーグ(15-16):吉田亜沙美(JX-ENEOS/現ENEOS)
第18回Wリーグ(16-17):吉田亜沙美(JX-ENEOS/現ENEOS)
第19回Wリーグ(17-18):吉田亜沙美(JX-ENEOS/現ENEOS)
第20回Wリーグ(18-19):宮澤夕貴(JX-ENEOS/現ENEOS)
第21回Wリーグ(19-20):表彰なし
第22回Wリーグ(20-21):安間志織(トヨタ自動車)
※登録選手名・所属は当時のもの
複数回受賞する選手が多いなか、最も受賞回数が多いのは2021年に現役を引退した吉田亜沙美となる。第10回Wリーグで初受賞を果たすと、その3年後の第13回Wリーグで2度目の受賞。第17回から第19回にかけては圧巻の3年連続受賞を果たし、通算5回にわたってプレーオフMVPに選ばれている。
今シーズン優勝を争う富士通とトヨタ自動車のOGでは、矢野良子(富士通)と安間志織(トヨタ自動車)が受賞している。矢野は第5回WリーグでジャパンエナジーJOMOサンフラワーズ(現ENEOSサンフラワーズ)の選手としてプレーオフMVPに輝くと、その4年後には富士通の選手としてチームを初優勝に導き、2度目のプレーオフMVPを獲得。これまで異なる2つのチームで同賞を受賞した唯一の選手となっている。
安間志織は昨シーズンのファイナルにおいて、2戦合計で24得点17リバウンド20アシストを記録し、トヨタ自動車に初優勝をもたらす活躍を見せた。シーズン終了後にはドイツに渡り、海外でさらなるレベルアップに励んでいる。
果たしてこのリストに新たに名前を刻む選手は誰になるのか。2戦先勝方式で争われるプレーオフファイナルは4月16日に開催予定となっている。