2022.04.23

町田瑠唯がいよいよアメリカへ…「楽しく、自分らしくやっていきたい」

ワシントン・ミスティクスのキャンプに参加するため渡米した町田瑠唯 [写真]=田島早苗
中学や高校、大学などの学生バスケットをはじめ、トップリーグや日本代表と様々なカテゴリーをカバー。現場の“熱”を伝えるべく活動中。

 WNBAのワシントン・ミスティクスと契約した町田瑠唯が本拠地のワシントンD.Cへ出発した。

 空港にてメディア対応を行なった町田は、「出発直前になって緊張と不安が少しずつでてきたかなと思います」とコメント。「チームの練習が始まっているのでちょっと遅れている部分があり、早く取り戻さないといけないなと思っているので、そこの不安があります」とも語った。

 Wリーグのファイナルを終えてからの約1週間は、「バタバタしていて、(Wリーグの)余韻に浸る暇はなく、『次に行かないと』と切羽詰まっている感じでした」とのことで、ファイナルを戦い終えてからアメリカ出発までの期間は、あっという間だったようだ。

「個人的にも学べるシーズンでした」というWリーグでは、(高さのある)選手がどのチームにも増えたこともあり、「ブロックを回避するための工夫など考えることが多くありました。そういった意識があるだけでも(シュートなどの)やり方が変わってくるので思うので、アメリカでも継続してできるのかなと思います」と言う。

 日本にいる間は、ミスティクスから練習動画や練習内容の説明などを受けており、内容の把握はできているものの、「実際にやってみないとわからないし、チームの動きやフォーメーションはゼロから覚えないといけない。一気に頭に入れるのは初めてのことなので焦りはありますね」と心境を語った。

 それでも、「WNBAで日本人選手は私しかいないので、アピールできるようにしていきたいです。富士通での役割とあまり変わらないと思うので、ミスティクスに行っても遠慮せずにやっていけたらいいなと思います」と意気込む。

「期待されている分、自分にプレッシャーをかけているところもあるのですが、あまり気負いせずに。そんな簡単にうまくはいかないと思いますが、どんなことも良い経験だと思って、楽しく、自分らしくやっていけたらいいかなと思います」

 チームメートやご家族の見送りを受けて元気に旅立った町田。アメリカでも町田らしいプレーで多くの人たちを魅了してくれるだろう。

出発前にメディア対応を行った町田瑠唯 [写真]=バスケットボールキング編集部


取材・文=田島早苗

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