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第24回Wリーグは10月19日、国立代々木競技場第2体育館で行われるトヨタ自動車アンテロープスとENEOSサンフラワーズの一戦で開幕。新たに姫路イーグレッツが加わり、14チームによるリーグ戦がスタートするとする。ここではその14チームを紹介。激しい戦いの火蓋が切られる前に、チーム状況を確認してほしい。
文=田島早苗
過去2シーズンで優勝を逃しているENEOSサンフラワーズにとって、今シーズンは絶対に負けられないシーズンとなる。
佐久本智ヘッドコーチとなって迎える新シーズン。中心はやはり、渡嘉敷来夢だろう。大ケガから復帰した咋シーズンは、1試合平均で17.46得点11リバウンドをマーク。リバウンドとフィールドゴール成功率(69.58パーセントdrop)でタイトルも獲得した。それまでもリーダーシップを発揮していたが、自身13シーズン目となる今シーズンはキャプテンにも就任している。
その渡嘉敷とともにチームを引っ張るのが、日本代表の宮崎早織だ。運動量豊富なガードは、機動力を武器に攻防において高パフォーマンスを発揮している。また、昨シーズンはケガによりシーズン終盤に戦線離脱となったものの3ポイントシュートを得意とする林咲希が早い段階で復帰する可能性があるのも明るい材料だ。
一方で、これまでタフなプレーで盛り立てていた岡本彩也花が昨シーズン終盤に右膝を受傷(前十字靭帯断裂)し、長期の離脱に。岡本不在は大きな影響を及ぼすが、ここは高田静、星杏璃と、経験を積んできている2人の若手ガードが奮起したいところ。また、フォワードの藤本愛瑚、奥山理々嘉も着実にプレータイムを伸ばしているだけに、さらなる活躍が期待される。
とはいえ、新戦力の加入やケガから復帰する選手などもおり、チームはまだ完成形ではない。そのため、シーズンを戦いながら精度を高めていくことになる。序盤戦は苦しい戦いを余儀なくされることも予想されるが、それを乗り越えるカギは、先に挙げた高田、星、藤本、奥山やオールダウンダーの中田珠未ら、3〜5年目の選手たちが握っていそうだ。