2020.10.02
日本バスケットボール協会(JBA)は8月16日に行われた「BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE」の総括を発表した。
このイベントはバスケットLIVE、並びにスポーツナビでライブ配信され、合計約75万視聴数、ユニーク視聴数は約35万を記録。特にSNSでは、イベントに対するポジティブな意見が多く聞かれ、Twitterのトレンドランキングにおいても「#バスケで日本を元気に」が最高5位にランクインするなど、大きな反響があったと言えよう。
事前にバスケットボールキングで行ったJBA三屋裕子会長へのインタビューで、「これまでオールジャパンという言葉はあったが、本当の意味でそれはできていなかった」と語ったが、今回、5人制、3人制に加え、車いすバスケットボール代表候補選手とともに同じコートに立ったことの意義は大きい。イベントの最中、車いすバスケ男子代表の京谷和幸ヘッドコーチが、「バスケットボールファミリーの一員に入れていただき、身が引き締まる思い」と語ったことでもそれがうかがえる。初めて各カテゴリーの代表が一堂に会したこのイベントが今後も続くことを期待したい。
最後に関係4団体の代表者のコメントをお伝えしよう。
■日本バスケットボール協会 三屋裕子会長
「まずは『BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』に参加してくれた全選手に、感謝の意を込めて『ありがとう』を伝えたいと思います。このような困難な状況下で 『バスケで日本を元気に』を体現するために全カテゴリが一堂に会する、これまでにない『オールバスケ』のイベントにチャレンジできたことを本当に嬉しく思うとともに、当協会に関わるすべての皆様のご支援に深く御礼申し上げます。
リモート観戦のみの環境下で行う今回のイベントでは、試合会場で実際にご観戦いただくよりも、結果的に約 75万ものご視聴をいただくことができました。リモート観戦と試合会場をおつなぎする施策にも取り組み、リアルタイムでファンの皆様の反応を拝見しましたが、たくさんの方々にバスケを通じて元気をお届けできたのではないかと実感しています。
今のバスケットボール界には『超える力。叶える力。』 があると私は確信しています。これからもその強い力を日本一丸でカタチにし続けることをお約束するとともに、「バスケで日本を元気に」することを追求していきます。
■B.LEAGUE 島田慎二チェアマン
「『BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』をご視聴いただいたファンの皆様、誠にありがとうございました。スポーツにとって非常に厳しい時期が続いている中で、本イベントの開催を英断された三屋会長の下、多くの方にバスケットボールを見ていただける機会をご提供できたことは、B.LEAGUEとしても本当に意味のあるイベントだったと思っています。このような状況下で出場してくれた選手、派遣をしてくれたクラブの皆様に本当に感謝を申し上げます。
そして今回の新型コロナウイルス感染症対策は、それまで私たちの想定にないケースも見つかり、その対応を通じて、来るべきB.LEAGUE開幕に向けて、対策内容をさらに練り直す機会ともなりました。
これからリーグ開幕まで2ヶ月弱ではありますが、開幕への盛り上がりとともに、コロナ対策はしっかりと行い、選手、クラブ、リーグが一体となって、この困難を乗り越えていきたいと思います」
■Wリーグ西井歳晴専務理事
「『BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』をご視聴いただきありがとうございました。『女子バスケ楽しい!』、『今度見に行きたい』。そんなたくさんのお声をコメントとして拝見し、大変嬉しく思うと同時に、このような状況下で良いパフォーマンスを発揮してくれた選手と、本イベントの趣旨をご理解いただき選手を快く派遣してくださったチームの皆様に感謝を申し上げます。
Wリーグは9月18日(金)開幕です。今日ご覧いただいた以上のパフォーマンスを皆様に見ていただくことができるよう、選手たちはこれから練習に励んでいくものと思います。ぜひ開幕を楽しみに待っていてください」
■日本車いすバスケットボール連盟 常見浩副会長
「『BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』に、車いすバスケットボールも参加させていただきましたことに深く感謝いたします。また、多くのバスケットボールファンの方々に、車いすバスケットボールを見ていただけましたことを大変嬉しく思います。多くの困難を抱えながら、無事、イベントを成功裏に収められた関係者の方々に改めて感謝申し上げます。
リアルタイムでたくさん寄せられたコメントを拝見しながら、『バスケで日本を元気に』の目的が拡散されているのを感じました。車いすバスケットボールも微力ですが貢献できたこと、バスケットボールファミリーの一員として迎えていただいたことを本当に嬉しく思います。
本イベントを通じて感じた多くの方々の応援を糧に前に進み、車いすバスケットボールの大会が開催できるよう尽力していきたいと思います」
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