2022.08.07

何度も熾烈な代表PG争いを経験してきた宮崎早織「自分と誰かを比べないように」

ラトビア代表との三井不動産カップに向けて意気込みを語った宮崎[写真]=伊藤 大允
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 8月4日、「三井不動産カップ2022(宮城大会)」に向けて強化合宿を行っている女子日本代表(FIBAランキング8位)の宮崎早織ENEOSサンフラワーズ)がオンライン会見に応じた。

 9月22日からオーストラリアで開催される「FIBAワールドカップ2022」に向けて強化を行っている女子日本代表は、8月11日・12日にFIBAランキング24位のラトビア代表と対戦する。

 ゼビオアリーナ仙台で行われるラトビアとの「三井不動産カップ2022(宮城大会)」について宮崎は、「大きな選手がいると聞いているので、今まで練習してきたフィニッシュのドリルを成功させたり、その経験を生かせるいい大会にしたいです。自分たちの持ち味であるワクワクバスケットを仙台でも出せればなと思っています」と意気込みを語った。

 また、日本屈指のシューターである林咲希(ENEOS)がケガにより代表に不参加となっていることについて聞かれると、「一緒にできないのは寂しいなという思いは正直あるんですけど、一番悔しいのは本人だと思うので、その分私も頑張りたいと思っています」とともにチームや代表でプレーしてきた林への思いを語った。

 それでも、「今は林さん以外のシューター陣もすごくレベルを上げています。そういう選手たちと一緒にプレーできるのはすごく楽しく、今いるほかのシューター陣にすごく期待しています」と語り、現状の戦力に手応えを感じているようだ。

 今回の代表には宮崎を入れて4人のポイントガードが選出されており、WNBAで活躍する町田瑠唯(ワシントン・ミスティックス)なども含め、迫るワールドカップに向けて今回も厳しい司令塔のポジション争いが予想される。

「ガードのポジションは毎回争奪戦なので、毎合宿、毎日が苦しいですが、高め合って切磋琢磨できるのは自分にプラスになると思います。自分の調子が悪くてもほかの選手の調子が良ければチームはいい方向に行くと思っているので、苦しいですけどなるべく人と比べないようにしています」

 これまでに何度も経験してきた代表選考の厳しさについて語る宮崎は、「自分と誰かを比べてしまうと選考期間は本当にしんどくなってしまうので、ガードの選手がいいプレーをすれば自分も喜んで、それを吸収できるようにという気持ちで頑張っています」とポジティブな心構えで代表合宿での練習に臨んでいる。

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