2025.02.27

「彼はすごいね」NBAで奮闘する河村勇輝の適応力に感嘆…Bリーグ・島田チェアマンが“アメリカ出張”を報告

『島田のマイク』第225回が配信
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 2月27日、Bリーグ島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第225回が配信。今回は島田チェアマンがアメリカへの1週間出張で視察した、NBAオールスターゲームをはじめとした米国スポーツエンタメ界の最新事情を語った。

 ロサンゼルスに2024年春オープンした没入型体験施設「Cosm(コズム)」で、サッカー・プレミアリーグ(イングランド)のリバプールFCの試合をライブ観戦した島田チェアマン。ドーム型の大きいスクリーンで試合観戦した際の臨場感について「(VR技術を採用していて)リアルとバーチャルの境界線がもうないんですよ。ドーム状だから、実際に行ったことはないけど、プレミアムリーグの試合をそこで見てるような状況になる。音も、視覚的にも」と、驚きを隠せない様子だ。また施設内にはイギリス出身の観客もおり、まるで地元の会場で地元のチームを応援しているかのような熱量を感じられたという。この体験を通じて島田チェアマンは、地元を離れて暮らすファンにとっての新たな観戦スタイルの可能性に言及した。

 「(Bリーグでは)アリーナとかをどんどん作ってるじゃないですか。アリーナって完全にリアルなものなので、クラブがあるホームの町にしかないじゃないですか。でも集客しやすい場所にこういうのが(施設が)出てくると、おらがチームのクラブをね、少し離れたところから応援するような取り組みが、もしかしたら出てくるんじゃないかな。別にBリーグだけじゃなくて、Jリーグだろうがプロ野球でも、全部できるから。目の前で臨場感を持って見られるから、未来は(観戦の在り方が)面白いことになるんじゃないかな」

 続いて、ロサンゼルスの最新アリーナ「Intuit Dome(インテュイット・ドーム)」視察の話題に。NBAロサンゼルス・クリッパーズの本拠地となる約3000億円をかけて建設された同アリーナの設備について、島田チェアマンは「何がすごいって、ビジョンがすごい。あと、席の1個1個にゲームのボタンみたいなものがついてるんですよ」と説明。試合中やハーフタイムにクイズが流れ、観客が参加できる仕組みに感心した様子だ。

 アリーナ視察に続き、Bリーグから飛び立ちメンフィス・グリズリーズと2Way契約を結んだ河村勇輝の試合観戦の様子も語られた。島田チェアマンの観戦が予定されていた試合の前日、河村はメンフィスにいたものの、夜中に“NBA帯同”との連絡を受け翌朝ロサンゼルスへ。試合開始直前にチームに合流したという。試合後には島田チェアマンと河村の会食の時間が設けられ、近況報告やNBAでの活動の過酷さを聞いたそう。島田チェアマンは、アメリカでの厳しい環境に適応しながらもポジティブに挑戦し続ける姿勢に「彼はすごいね。大変な状況なんだけど、それを楽しんでるというか。ああいう世界で戦うには、適応力とかメンタルが必要」と、感銘を受け、改めてその人となりを評価した。

 今回のエピソードでは、レギュレーションが変わったNBAオールスターゲームに対する印象やCSR活動の一環である『NBA Cares』へ参加した時の様子、また全国ドライバー応援プロジェクトとしてドライバーへ“ありがとう”を伝える手紙を募集する企画などについて語られた。

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