2025.11.06
11月4日(現地時間3日、日付は以下同)。サクラメント・キングスは、敵地ボール・アリーナで臨んだデンバー・ナゲッツ戦で一度もリードすることができず、124-130で完敗を喫した。
この日キングスではデマー・デローザンが19得点、デニス・シュルーダーが18得点4リバウンド9アシスト、ザック・ラビーンが15得点5リバウンド4アシスト、キーオン・エリスが15得点3リバウンド、ドマンタス・サボニスが13得点17リバウンド5アシスト、ドリュー・ユーバンクスが10得点を記録。
そしてキャリア18年目のラッセル・ウェストブルックが両チーム最長となる37分28秒プレーし、チームトップの26得点に12リバウンド6アシスト2スティールと奮闘。今月12日に37歳を迎えるベテランガードは、10月17日にキングスと契約し、ここまで全7試合へ出場して平均27.6分13.9得点5.9リバウンド5.0アシスト1.4スティールに3ポイントシュート成功率39.4パーセント(平均1.9本成功)を残している。
この試合最初のタイムアウト時に、会場から温かい歓迎を受けたウェストブルックにとって、ナゲッツは昨シーズン所属した古巣。75試合(うち先発は36試合)へ出場し、平均27.9分13.3得点4.9リバウンド6.1アシスト1.4スティールを残してプレーオフ進出にも貢献。

昨シーズンに共演したヨキッチ(左)とウェストブルック(右)[写真]=Getty Images
もっとも、今オフにウェストブルックはプレーヤーオプションを破棄したことで制限なしFA(フリーエージェント)となり、ナゲッツには戻らず長い間FAの状況が続き、開幕近くになってようやく所属先が決まった。
試合後、ウェストブルックが“ナゲッツへ戻らなかったワケ”を明かしていた。
「本当のことを言うと、あのチームは僕が戻ってくることを望んでいなかったんだ。それはもう僕が決めることじゃない。神には常に計画がある。辛抱強くあれとね。僕が決めることではない。彼らは僕を望んでいない。それならそれで構わない。他の誰かが望んでいるんだ。(プレーヤーオプションを)行使するなと言ってきた。自分が歓迎されていない場所には行かない。行く必要はないんだ」
ナゲッツは昨シーズン終盤にカルビン・ブースGM(ゼネラルマネージャー)とマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)を解任し、アシスタントコーチ(AC)だったデイビッド・アデルマンを暫定HCへ昇格。フロントにはベン・テンザーとジョン・ウォーレスが入り、今オフにトレードとFA戦線で複数の即戦力をロスターに加え、選手層を厚くしている。
ウェストブルックにとって、キングスは通算7チーム目。開幕から約2週間が過ぎ、現状をこう口にしていた。
「キングスには感謝しているし、前へと進むことができている。過去に何が起こっても、起こったことは起こったこと。それでいいさ。すべてのことには理由がある。この先を楽しみにして、このシーズンを終えたい」
5日を終えて、2勝5敗のキングスはウェスタン・カンファレンス13位。チームが負け越している中、ウェストブルックは新たなチームでも存在感を示し、奮闘を続けている。
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