2025.11.06

ジャズのウォーカー・ケスラーが左肩の手術で長期離脱…わずか5試合で今シーズン終了

ユタ・ジャズのケスラーが左肩手術で今季全休 [写真] = Getty Images
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 11月6日(現地時間5日、日付は以下同)、ユタ・ジャズは、ウォーカー・ケスラーが左肩の関節唇損傷を修復する手術を受けることを発表した。これに伴い、ケスラーは2025–26シーズンの残り試合を全休することも伝えられている。

 チームは11月1日のフェニックス・サンズ戦からアウェイゲームが続く遠征中であり、ケスラーは同サンズ戦の出場を最後に戦線離脱している。ジャズによれば、ケスラーは3日のシャーロット・ホーネッツ戦からチームに帯同しておらず、左肩の精密検査を受けるため既にユタに戻っていたとのこと。

 ケスラーは今シーズン5試合に出場し、平均30.8分の出場時間で14.4得点10.8リバウンド3.0アシスト1.4スティール1.8ブロックを記録。5試合のみの出場ながら、ラウリ・マルッカネンとともにジャズを支える役割を果たすスタッツを残していただけに、開幕早々の長期離脱はチームにとって大きなダメージとなった。

 4日のボストン・セルティックス戦では、ケスラーに代わりを先発を務めたユスフ・ヌルキッチが11得点11リバウンドのダブルダブルを記録し、決勝点を沈める活躍を見せた。今後ケスラーが不在となる中、ベテランセンターのヌルキッチにはこれまで以上のパフォーマンスが期待されるだろう。

 ケスラーは2022年のNBAドラフト全体22位指名を受けリーグデビュー(当初はメンフィス・グリズリーズから指名を受けたが、複数のトレード交渉の結果ジャズに入団)。ルーキーイヤーでは74試合に出場(うち40試合に先発)し、平均9.2得点2.3ブロック0.9アシストを記録。パオロ・バンケロ(オーランド・マジック)やジェイレン・ウィリアムズ(オクラホマシティ・サンダー)らとともにNBAオールルーキーファーストチーム選出を果たしている。

 ケスラーは今シーズン、ジャズとの新人契約の最終年を迎えていた。ドラフト同期のバンケロやウィリアムズ、チェット・ホルムグレン(サンダー)らが開幕前に延長契約を結ぶ中、ケスラーとジャズの交渉は合意に至らず、ケスラーは今シーズン終了後に制限付きFA(フリーエージェント)となる予定。

 ケスラーは10月に行われたメディアデーで「契約をまとめられなかったことに少し苛立ちを感じている」と述べた一方、「ユタにいるのが大好きだ」と繰り返し、チームへの愛を示していた。

 契約最終年の出場試合数が5試合のみとなってしまったケスラーだが、まずは早期回復を願うばかりである。

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