2025.12.03
ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウイリアムソンは、左ハムストリングの軽度の肉離れにより少なくとも7〜10日間の離脱となる模様。現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。
同記者によると、ザイオンはこれまで過ごした4シーズン全てでハムストリングの問題により長期離脱を経験しているとのこと。シーズン開幕から1ヶ月も経っていない時点でのこの報道に対し、ペリカンズのファンによる失望の声が相次いでおり、SNSでは「また?」「シャムズはこの記事をテンプレ化した方が良い。どうせまたすぐに書くことになるから」といった声が溢れている。
ザイオンは2019年のNBAドラフト全体1位指名でペリカンズに入団。ドラフト同期にはジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ、同2位)やダリアス・ガーランド(クリーブランド・キャバリアーズ、同5位)、八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ、同9位)、タイラー・ヒーロー(マイアミ・ヒート、同13位)といった面々が並んでいる。
その得点力と豪快なプレースタイルから“ネクスト・レブロン”と称されNBA入り前から全米の注目を集めていたザイオンだが、NBAキャリアの立ち上がりは周囲が予想していたほど華々しいものではなかった。2019年10月のプレシーズン中に右膝を負傷し、戦線離脱の状態でルーキーイヤーの開幕を迎えたザイオンは、復帰後も新型コロナウイルス蔓延の影響によるシーズン中断と縮小の煽りを受け、1年目は合計24試合の出場に留まった。
2年目となる2020-21シーズンはオールスター選出を果たす活躍を見せるが、シーズン終盤に左手指を骨折。翌シーズンはオフシーズンのオーバーワークによる右足の骨折で全休となった。延長契約を結び臨んだ2022-23シーズンはコートに復帰するも、1月にハムストリングの故障で離脱。オールスター選出を果たすもケガで出場せず、残りのシーズンも全休となった。2023-24シーズンは一時的な離脱こそあれど70試合の出場を果たしたが、昨シーズンは開幕早々にハムストリングの負傷で27試合を欠場し、3月には腰を打撲し全休を余儀なくされた。
並外れた身体能力を武器としているザイオンは、かつてのアンファニー・ハーダウェイ(元オーランド・マジック他)やデリック・ローズ(元シカゴ・ブルズ他)がそうであったように、立て続けに襲ってくるケガのリスクと戦わなければならない宿命を負っているのかも知れない。今シーズン開幕前には肉体改造の成果による引き締まった体型を見せていただけに、早期回復を願うばかりである。
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