2025.11.29

「スーパースターになろうとはしていない」八村塁が自身の役割を語る「勝利に貢献したいだけ」

レイカーズ在籍4年目の八村[写真]=Getty Images
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 11月29日(現地時間28日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズは、「エミレーツNBAカップ2025」グループプレー最終日として、ホームのクリプトドットコム・アリーナでダラス・マーベリックスと対戦する。

 このカップ戦では、通常のコートデザインとは異なり、“NBAカップ仕様”のカラフルなコートでプレーするのだが、レイカーズは26日のロサンゼルス・クリッパーズ戦で“滑りやすい”ことが発覚したため、通常のコートデザインで試合を行うことが決まった。

 29日の試合前にメディア取材に応じた八村塁は「あれは酷いものでした。ウォーミングアップをしている時、すぐに感じました。とにかく変な感じでした。まるで油を引いたみたいで滑りやすかった。実際、全員がコートに倒れ込んでいました」

 コートの問題がクリアになったレイカーズは、ウェスタン・カンファレンスのグループBで3勝0敗(得失点差+36)の首位におり、すでに準々決勝進出が決定。マブス戦の点差によって、ウェストのトップシードで一発勝負のノックアウトラウンドへ進めるかどうかが決定する。

 そのレイカーズは28日を終えた時点でウェスト2位の13勝4敗。ルカ・ドンチッチオースティン・リーブスのガードデュオが在籍し、大ベテランのレブロン・ジェームズも復帰して戦力充実となった。

 レイカーズ在籍4年目、NBAキャリア7年目の今シーズン。八村は16試合の出場で平均33.4分14.9得点3.9リバウンド1.1アシストを記録。平均得点とフィールドゴール成功率56.8パーセント、3ポイントシュート成功率48.3パーセント(平均1.8本成功)はいずれも自己最高ペースで、先発の一角を務めている。

 高精度なシュート力を持つだけに、もっとオフェンス面の役割が増えてもいいのかもしれないが、27歳の日本人フォワードはこう口にしていた。

「僕はスーパースターになろうとしているわけじゃない。(チームから)求められていることなら何でもこなし、チームの勝利に貢献したいだけです。今の役割は気に入っています。僕はこのチームで本当に優勝したいんです。ですので、僕は満足しています」

 名門レイカーズで先発を務める八村は、攻防両面においてこのチームに不可欠な仕事をこなしている。NBAの舞台で王座を獲得するため、献身的な姿勢を貫いてチームの勝利を最優先してプレーしている。

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