2022.02.10
アトランタ・ホークスが、クイン・スナイダーHC(ヘッドコーチ)との複数年契約延長に合意した。6月9日(現地時間8日、日付は以下同)、米メディア『ESPN』が報じている。
今回の契約延長は、球団の組織基盤を強化するための動きの一環とみられる。ホークスは5月28日、オンシ・サレーをGM(ゼネラルマネージャー)からバスケットボール運営部門社長へ昇格させるとともに、長期契約延長を締結。フロントとベンチの両輪を担う重要人物との関係継続を決断した。
スナイダーHCは2014年から2022年までユタ・ジャズを指揮し、6年連続でチームをプレーオフに導いた。2020-21シーズンにはリーグ最高勝率となる52勝20敗を記録し、最優秀コーチ賞の最終候補にも選出。2022-23シーズン途中からホークスの指揮を執り、現在はチーム再建と若手育成の両面で手腕を発揮している。
ホークスは1月上旬、4度のオールスター選出を誇るトレイ・ヤングをワシントン・ウィザーズへ放出し、CJ・マッカラムとコーリー・キスパートを獲得する大型トレードを敢行。フランチャイズの象徴だったエースを失ったものの、スナイダーはチームを立て直し、レギュラーシーズン最後の24試合で19勝5敗という好成績を残した。
ホークスは2025-26シーズンを46勝36敗の成績で終え、プレーオフに進出。ファーストラウンドではニューヨーク・ニックスに2勝4敗で敗れたものの、シーズン終盤の巻き返しやプレーオフでの戦いぶりは高く評価された。また、ニックスが9日の「NBAファイナル2026」第3戦でサンアントニオ・スパーズに敗れるまで、ホークスは今プレーオフで唯一“ニックスに黒星をつけたチーム”だった。プレーオフでの健闘も含め、スナイダーの手腕を印象づけるシーズンとなった。
また、スナイダーは選手育成の面でも実績を残している。2024-25シーズンにニキール・アレクサンダー・ウォーカー、2025-26シーズンにダイソン・ダニエルズがMIP(最優秀躍進選手賞)を受賞。NBA史上初となる「2年連続でMIP受賞者を育てたHC」となった。
チーム再建と若手育成の両面で手腕を発揮してきたスナイダー。ホークスは今回の契約延長によって同指揮官への信頼を明確に示した形となった。若手有望株を多く抱えるチームが、来シーズン以降どのような飛躍を遂げるのか注目が集まる。
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