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レブロン、練習に数分遅刻のエンビードに“お灸”…新たなチームに持ち込む勝者の基準

新生シクサーズの練習における一幕が話題 [写真] = Getty Images
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 10月6日(現地時間5日)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズはプレシーズンゲームの初戦でニューヨーク・ニックスと対戦。昨シーズンの王者を序盤から圧倒したシクサーズは、最終スコア120-97で勝利した。

 新シーズンに向けた調整が進むなか、この試合の中継で実況を務めたマイク・ブリーンが明かした一幕が話題を呼んでいる。ブリーンによれば、シクサーズが練習の準備を整えていたところ、ジョエル・エンビードがコートに数分遅れて登場。すると、レブロン・ジェームズがエンビードに対してお灸をすえたという。

 具体的にレブロンがエンビードに対して何と伝えたのかは明らかになっていないが、このエピソードが注目を集めているのは、単なる遅刻への叱責という以上に、今シーズンのシクサーズにおけるレブロンの役割を象徴する一幕だからかもしれない。

 レブロンはメディアデーのインタビューに応じた際に以下のように語っている。

「このチームはスポーツを理解していて、バスケットボールを分かっている。そして、やるべきことをやっていなければ、お互いに言って聞かせることができる。僕はそれが楽しみなんだ」

 シクサーズ加入を決めた理由として、チーム内で互いに責任を持たせる文化があることを挙げたレブロン。これは、自分自身を含めた選手同士が妥協せずに要求し合うことへの期待を示したものだろう。さらにレブロンは、スター選手が集まったからといって、すぐに完成されたチームになるわけではないことも強調している。

「特別なことを成し遂げたいなら、時間がかかる。毎日、やりたくないことでもやらなければならない。それを何度も何度も繰り返すんだ」

 レブロンは続けて、その過程では「快適ではないことに慣れなければならない」とも語った。今シーズンのシクサーズには、レブロンとエンビードに加え、ジェイレン・ブラウン、タイリース・マクシー、そして2年目のVJ・エッジコムが集まり、かつてないほどの期待が寄せられている。一方で、これだけのスターが集まれば、それぞれが担ってきた役割やプレースタイルをどう融合させるかという難題も生まれる。

 エンビードが練習に数分遅れたこと自体を大きな問題と捉える必要はないかもしれない。しかし、その出来事に対してレブロンがすぐさま声を上げたという事実は、メディアデーで語っていた「お互いに言って聞かせる」という姿勢とも重なる。

 4度の優勝を知る“キング”が加入したことで、シクサーズにはコート上の戦力だけでなく、チームとして勝つための基準も持ち込まれた。レブロンが求める「快適ではないことに慣れる」という姿勢を、シクサーズがシーズンを通してどこまで貫けるか。エンビードへの“お灸”は、その文化が早くも形になった一幕だったのかもしれない。

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