2026.10.08
フィラデルフィア・セブンティシクサーズのレブロン・ジェームズが、新天地での実戦デビューを飾った。
10月9日(現地時間8日)、シクサーズはプレシーズンゲームでブルックリン・ネッツと対戦。レブロンは先発出場し、前半の18分間で10得点5アシスト4リバウンドを記録した。チームは108-114で敗れたものの、レブロンが攻撃の起点として存在感を発揮し、新たな先発ラインナップの可能性を示した。
この試合で目を引いたのは、レブロンが自らシュートを打つことにこだわらず、味方を生かすプレーに徹したことだろう。フィールドゴールの試投はわずか1本だった一方、フリースローは8本すべて成功。第1クォーターだけでチーム最多の5アシストを記録し、持ち前の視野の広さとパス能力を披露した。
試合後、レブロンは新たなチームメートと実戦でプレーできたことを喜んだ。
「もちろん、新しいユニフォームを着てプレーするのは今までと少し違う感覚があった。でも、バスケットボールはバスケットボールだ。ここ1週間半から2週間ほど練習で対戦してきた仲間たちと、一緒にプレーできてうれしかった」
レブロンのプレーメークは、チームメートにも好影響を与えているようだ。2年目のVJ・エッジコムは、レブロンからパスを受けてダンクを決めた場面を振り返り、目が合ったことでパスの意図を理解できたと説明した。
「すべては状況を読むことなんだ。彼のような選手は相手の注意を大きく引きつける。だから、僕は彼のプレーに合わせる必要がある。カットしたり、コートを走ったり、アウトサイドで待ったりね」
エッジコムはさらに、レブロンが攻撃を組み立てることで周囲の選手にも得点機会が生まれると指摘。「彼はプレーを生み出すし、相手の注意を引きつけるから、ほかの選手がオープンになる。彼は得点にこだわっていない。NBAの通算得点記録はもう持っているからね」と、その存在の大きさを冗談交じりに語った。
今オフにレブロンとジェイレン・ブラウンを加えたシクサーズは、ジョエル・エンビードやタイリース・マクシー、エッジコムらを擁する強力な先発陣を形成。レブロンのパスからエッジコムやマクシーがスピードを生かして攻め込む形は、チームの武器となる可能性を感じさせた。
一方で、連係面には課題も残った。シクサーズは試合全体で21ターンオーバーを喫し、そのうち8つがエンビードによるものだった。複数のボールハンドラーを擁するチームだけに、それぞれの持ち味を生かしながら攻撃のリズムを整える必要がある。
新たな先発陣が実戦でそろってプレーしたのは、この試合が初めて。プレシーズンで見えた手応えを、今後どこまでチームとしての連係につなげていけるか注目される。
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