2018.04.30
4月16日(現地時間15日)、ヒューストン・ロケッツとミネソタ・ティンバーウルブズのシリーズ第1戦が、ロケッツのホーム、トヨタ・センターで行われた。
James Harden erupts for 44 PTS (13 in Q4), 7 3PM, 8 AST, lifting the @HoustonRockets at home in Game 1! #Rockets #NBAPlayoffs pic.twitter.com/0o7tP9zc43
— NBA (@NBA) April 16, 2018
今季リーグベストの65勝17敗を挙げたロケッツと、シーズン最終戦でプレーオフの出場権を手にしたウルブズのシリーズ初戦は、思わぬ接戦に。
「我々はショットをなかなか決められずに苦しんでいた。本来のリズムをつかむことができなかった」と試合後、現地メディア『AP』へ語ったマイク・ダントーニHC(ロケッツ)の言葉からもウルブズに苦戦したことがうかがえた。
試合序盤、ロケッツはジェームズ・ハーデンとクリント・カペラを軸に加点し、前半終了時には54-47と、ウルブズに対して7点リード。
しかし、後半に入るとウルブズが反撃。アンドリュー・ウィギンズ、タージ・ギブソンが連続して3ポイントプレーを成功して1点差に詰め寄ると、残り9分27秒にはジミー・バトラーの3ポイントシュートが決まり、56-54で逆転に成功する。
するとゲームは互いに点を取り合う形となり、第3クォーター終了間際にハーデンが3ポイントプレーを決めて76-72とし、ロケッツが4点リードで最終クォーターへ。
第4クォーター、残り6分49秒にジャマール・クロフォードのフリースローが2本決まると、ウルブズが86-85と再び逆転。直後にエリック・ゴードンのショットが決まってロケッツがリードを奪い返すと、そこからハーデンが7連続得点でリードを広げていった。
その後もウルブズは得点を重ねるも、ロケッツに追いつくことができず、最終スコア104-101でロケッツに軍配。ロケッツがホームで勝利を飾った。
そのロケッツではハーデンがゲームハイとなる44得点に加え、4リバウンド8アシストをマーク。カペラが24得点12リバウンド3ブロック、クリス・ポールが14得点と続いた。だが、ハーデンが12投中7本決めたものの、チーム全体の3ポイントシュートは37投中成功10本、成功率27.0パーセントと不調に終わる。
一方、ウルブズではウィギンズがチームトップの18得点に6リバウンド、ジェフ・ティーグが15得点9リバウンド8アシスト、バトラーが13得点をマーク。さらに、ベンチからデリック・ローズが16得点4アシスト、クロフォードが15得点と活躍。
ウルブズは残り1.5秒、同点を狙った場面でバトラーが3ポイントシュートを放つもミス。「短かった」(バトラー)と語ったウルブズの大黒柱は、「もしまた俺がその機会を得たら、シュートするさ」と語った。
ゲームハイの44得点を挙げたハーデンは、「正直な話、俺はアグレッシブになろうとトライし、正しいプレーをしようとしたまでさ。アグレッシブになることができれば、良いことが起こるものなのさ」と、自身のパフォーマンスを振り返っている。
ポールは「俺たちは今日のようなゲームをシーズン中にもこなしてきた。そして俺が学んだのは、このチームはシュートすることをやめたりしないということ。第2戦はどうかって? 俺たちは彼らに対してシュートを放ち続けるよ。俺たちには自信があるからね」とコメント。初戦で接戦を繰り広げたとはいえ、ロケッツの自信は揺るがない。
シリーズ第2戦が行われるのは19日(同18日)。巻き返しを図るウルブズとしては、わずか8得点でプレーオフデビュー戦を終えたカール・アンソニー・タウンズの奮起がマスト。ロケッツのホームで1勝することができるか、注目したいところだ。
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