2018.05.13
4月17日(現地時間16日)、ゴールデンステート・ウォリアーズ(1勝)とサンアントニオ・スパーズ(0勝)のシリーズ第2戦が、ウォリアーズのホーム、オラクル・アリーナで行われた。
Klay scored 31, including 16 in the 4th, to help lead the @warriors to a 2-0 series lead!#DubNation #NBAPlayoffs pic.twitter.com/u3PvVHOb4z
— NBA (@NBA) April 17, 2018
スパーズは初戦で0得点に終わったカイル・アンダーソンをベンチへ下げ、ルディ・ゲイを先発に移行。より攻撃的なスターターで第2戦に臨んだ。
第1クォーター。シーソーゲームの中、ウォリアーズに流れを呼び寄せたのは、ステフィン・カリーの代役でスターターを務めるアンドレ・イグダーラだった。同クォーター残り8分11秒から2本連続で3ポイントシュートを成功させて、15-8とウォリアーズがリード。するとスパーズは、ラマーカス・オルドリッジとゲイらが加点し、残り4分29秒には18-17と逆転に成功。その後ウォリアーズに逆転を許すも、スパーズがリードを奪い返し、25-23で最初の12分間を終える。
第2クォーターでは、ウォリアーズに何度も同点とされるも、パウ・ガソルやゲイが着実に加点し、スパーズはウォリアーズに逆転を許さないゲーム運びを展開。53-47と、スパーズの6点リードで前半を折り返す。
しかし後半に入ると、ジャベール・マギーがアリウープ、KDことケビン・デュラントの3ポイントシュート、マギーのレイアップが決まり、ウォリアーズが7連続得点で一気に逆転。その後スパーズはパティ・ミルズの3ポイントシュートでリードを奪い返したものの、クレイ・トンプソンが5連続得点を挙げるなどウォリアーズがリードを広げていく。第3クォーターを終えてウォリアーズが80-75と5点のリードで最終クォーターを迎えた。
なんとか僅差で食らい付きたいスパーズに対し、ウォリアーズは第4クォーター序盤にクレイ・トンプソンがスパーク。残り11分29秒からフリースロー2本とジャンパー2本を立て続けに成功し6連続得点。これによりウォリアーズは88-77とし、11点リードとなる。
残り5分33秒、オルドリッジのショットでスパーズが89-98と点差を1ケタまで縮めたが、またしてもトンプソンがスパーク。5連続得点を奪取し、再び2ケタ得点差へと引き離してみせた。その後はウォリアーズが2ケタリードをキープし、最終スコア116-101で勝利。ホーム2連戦を最高の形で終えた。
ウォリアーズではデュラントが32得点6リバウンド6アシスト、トンプソンが最終クォーターに挙げた16得点を含む31得点5アシスト、イグダーラが14得点7リバウンド5アシストを記録。
スパーズは、オルドリッジがゲームハイの34得点12リバウンド、ミルズが21得点、ゲイとガソルがそれぞれ12得点、マヌ・ジノビリが10得点をマークしたものの、これでシリーズ2連敗となった。
この試合、勝者と敗者を分けた要因の1つに、3ポイントシュートが挙げられる。28投中4本のみの成功(成功率14.3パーセント)に終わったスパーズに対し、ウォリアーズは31投中15本成功、成功率48.4パーセントを記録。トンプソンは8投中5本、イグダーラは5投中4本も決めている。
試合を終えたスティーブ・カーHC(ウォリアーズ)は、トンプソンをこのように絶賛していた。
「彼(トンプソン)は相手チームへいくつもの脅威を与えてくれた。相手は彼に注意せざるを得ない。確かに彼はいつもショットを決めるわけではないが、大きなインパクトをもたらすことができる。ディフェンス面でも、彼はリーグの中でもベストなオンボール・ディフェンダーの1人だ。(トンプソンがいることは)我々としてはとてもありがたいね」。
トンプソンはシリーズに欠場中のカリーについて語っていた。
「個人成績の面で、ステフ(カリー)の貢献度をカバーできる選手なんていない。シュートすることが難しい時であっても、それはチームとしてやっていくべきなんだ」。
「俺に任せろ」と豪語するのではなく、チームとしてカバーしていく、アンセルフィッシュなトンプソンらしい言葉だった。
一方、スパーズのオルドリッジはそのトンプソンとデュラントに対して「彼(トンプソン)はワンフットというアンバランスな態勢からタフショットを何度も決めていた。KD(デュラント)もそうだった。だからこそ彼らはウォリアーズなんだ」。
ウォリアーズ2勝で迎えるシリーズ第3戦は、20日(同19日)に行われる。ホームのAT&Tセンターで迎える翌戦は、シリーズ突破を狙うスパーズにとって、マスト・ウィンのゲームとなるに違いない。
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