2018.11.29

ラッセル・ウェストブルックがトリプルダブルでキッドに並ぶ歴代3位タイの107回に到達

日本時間29日のキャブス戦で23得点19リバウンド15アシストをマークしたウェストブルック[写真]=Getty Images
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通算4度目の“15-15-15”を達成し、歴代単独3位に浮上した稀代の万能戦士

 11月29日(現地時間28日)、オクラホマシティ・サンダーはホームのチェサピーク・エナジー・アリーナでクリーブランド・キャバリアーズと対戦。

 サンダーは第1クォーターこそキャブスに21-28とリードを許したものの、第2クォーター以降は79-55と寄せ付けず、最終スコア100-83で勝利。今季成績を13勝7敗とした。

 この試合、サンダーの大黒柱ラッセル・ウェストブルックが大暴れ。約37分のプレータイムで23得点19リバウンド15アシストに2スティールと縦横無尽にコートを暴れ回り、勝利に大きく貢献。

 今季3度目のトリプルダブルをマークしたウェストブルックは、ここ4試合ですべてのトリプルダブルを達成しており、2シーズン連続の“平均トリプルダブル”を残した万能戦士ぶりをいかんなく発揮した。

 この試合を終えて、ウェストブルックはトリプルダブルの通算回数で107回に到達し、ジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか)と並んでNBA歴代3位に浮上。1,247試合を要したキッドに対し、ウェストブルックはわずか760試合でクリアしてみせた。

今年9月に殿堂入りしたキッド(左)の記録に並んだウェストブルック(右)[写真]=Getty Images

 試合後、地元メディアに対して「当たり前のことだとはまったく思っちゃいない。コートに出るチャンスをつかんだら、毎晩競い合ってきたんだ」とウェストブルックは言う。

 これにより、トリプルダブルの達成数でウェストブルックの上を行くのは、オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか/181回)とアービン“マジック”ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ/138回)のみとなった。

 また、『ESPN Stats & Info』によると、1試合で得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックのうち、3部門で15本以上を記録した試合数で、ウェストブルックはマジック(3回)を上回る4回をマーク。

 こちらはロバートソン(14回)、ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか/8回)に次ぐ単独3位に立った。

 稀代の万能戦士ウェストブルックは、11月12日で30歳になったばかり。今後もさらに記録を伸ばしていくに違いない。

チームを勝利へと導くリーダーとして、ウェストブルックは今後も偉大な記録を樹立することになりそうだ[写真]=Getty Images

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