2019.08.11
1月21日(現地時間20日)に行われたフェニックス・サンズ戦。ミネソタ・ティンバーウルブズのデリック・ローズはベントスタートで37分36秒出場し、ゲームハイの31得点に4リバウンド3アシストを挙げて116-114で勝利に大きく貢献。
この試合、ローズは前半わずか2得点だったものの、後半からドライブやプルアップジャンパー、ステップバックジャンパーなどを立て続けにヒット。第3クォーターに17得点、第4クォーターだけで12得点をマークした。114-114で並んだ試合終盤には決勝弾をさく裂し、ウルブズに今季22勝目(24敗)をもたらした。
シカゴ・ブルズ在籍時の戦友で、ウルブズでもチームメートとしてプレーするタージ・ギブソン(サンズ戦で17得点5リバウンド)は試合後、「僕は彼(ローズ)に対して、こう言い続けたんだ。『次もショットを放ってくれよ』ってね」と、試合終盤にローズを鼓舞していたことを『AP』へ明かした。
一方、ローズは「僕はたくさんミスしてきた。チームメートとコーチが自信を与えてくれたんだ。彼らがボールを渡して、僕を信じてくれた」と終盤のクラッチショットについて言及。
サンズ戦を終えて3勝3敗となったライアン・サウンダースHC代行もローズの働きを絶賛。「彼はすばらしかったね。自身の得意とするスポットへ向かい、決めてみせた。彼が我々を強烈に押し上げてくれている。確かに、今夜の彼は長時間プレーしていたけれど、試合全体で見ても本当に良いパフォーマンスを見せていた。我々が勝利するためにはそのすべてが必要だったんだ」と『The Pioneer Press』へコメントしていた。
ローズの決勝弾がリングを射抜くと、「オールスター選出に値する活躍だ」と実況アナウンサーが興奮気味に叫んでいたことからも、この日ローズが見せた活躍は見事だったと言っていいはずだ。
「いい感じだった。同時に、あのお陰で自信が増したよ」と明かしたローズ。今季は36試合(うち先発は11試合)に出場し、カール・アンソニー・タウンズ(平均22.4得点)に続くチーム2位の平均19.3得点を記録しており、3ポイント成功率ではチームトップの43.1パーセントと、強烈なインパクトを与えている。
22日(同21日)に、今年のオールスターファン投票が締め切られる。ローズはこのままウエスタン・カンファレンスのバックコート部門2位の座を死守できるのかが気になるところ。もしこの男が2012年以来となるオールスター返り咲きを果たせば、今季を象徴するストーリーがまた1つ新たに加わることとなるに違いない。
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