2020.02.05
10月19日(現地時間18日)。現地メディア『The Athletic』はインディアナ・ペイサーズがフォワード兼センターのドマンタス・サボニスをトレードすべく、複数のチームと交渉していると報じた。
今季でキャリア4シーズン目のサボニスは、リトアニア出身の23歳。211センチ108キロのビッグマンは、昨季74試合(うち先発は5試合)に出場。平均24.8分という短いプレータイムながら、14.1得点9.3リバウンド2.9アシストにフィールドゴール成功率59.0パーセントという好成績を残し、最優秀シックスマン賞の最終候補に選出。
今夏にはリトアニアを代表して「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)に出場し、サボニスは平均23.8分10.5得点6.3リバウンド3.8アシストを残して同代表の9位に貢献していた。
2016年のドラフト1巡目11位指名のサボニスは、10月22日(同21日)までにペイサーズと延長契約を結べないとなれば、今季終了後(2020年夏)に制限付きフリーエージェント(FA)となる。
今季は先発パワーフォワードとして起用されることが濃厚なサボニスだが、チームにはW杯でアメリカ代表の先発センターを務めたマイルズ・ターナーがおり、昨秋に4年7,200万ドル(約77億7,600万円)の延長契約を結んだばかり。
ペイサーズは来季、ビクター・オラディポ、マルコム・ブログドン、ターナー、TJ・ウォーレン、ジェレミー・ラムの5選手だけで約8,200万ドル(約88億5,600万円)も支払うことになっており、サボニスへ高額契約を与えることはできないと見ているのだろう。
21日(同20日)、サボニスはチームがトレードを模索していることについて、同メディアへこう語っている。
「僕から話すことはないよ。ペイサーズが僕についてどう思っているかは分かってるからね。彼らは僕がどう思っているかを知っているだろうし、そのことについて話すことはない。あとはエージェント(代理人)の仕事だから、どうなっていくか見ていくだけ」。
ペイサーズはエースのオラディポが膝の負傷のため戦線離脱中。ブログドンやラム、ウォーレンなど、新加入選手も多いため、開幕前の短期間にトレードがまとまらなければ、今季も主力の1人としてペイサーズでプレーすることになるだろう。
だが、チーム側が来夏、制限付きFAとなったサボニスへ高額契約を結ぶ意志がないのであれば、来年2月7日(同6日)のトレードデッドラインまでに放出することはほぼ確実。
来夏キャップスペースに余裕があるチームが、サボニス獲得に名乗りを上げることになりそうだ。
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