2019.10.28

ピストンズ指揮官、開幕戦から好調のローズについて言及「彼は”マシーン”ではない」

ピストンズを指揮して2年目を迎えたケイシーHC[写真]=Getty Images
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ローズ活躍を冷静にみるケイシーHC

 2019-20シーズンはベンチスタートで好成績を残しているデトロイト・ピストンズのデリック・ローズ。開幕3試合で平均26.3分25.3得点2.0リバウンド5.0アシストを挙げており、シックスマンとしての役割を全うしている。

 ローズの素晴らしい活躍ぶりとは対照的に、冷静な見解を示す人物がいる。現地メディアの『The Detroit News』によると、ピストンズのドウェイン・ケイシーHC(ヘッドコーチ)は、「ファンのフラストレーションは理解しているし、私もこのダイナミックな選手の活躍を見れるかどうかに同じ気持ちを抱く。しかし彼は“マシーン”ではない。1人の人間なんだよ」と言葉を残した。スタートダッシュしているローズの活躍を、もっと長く見たいと思うのは自然なことかもしれない。しかし、出場時間を延ばして、負担をかけることは得策ではないと、指揮官は理解している。

 ローズ本人もかつて身体能力やスピードを活かしたスタイルはケガの原因だったと話し、現在はスキルを身につけてスタイルを変更した。ドライブ時にディフェンスのタイミングをズラしたり、ジャンパーの精度を高めたりと、新たに巧みなプレーを見せるようになったローズが、再びファンの注目を引きつけているのは事実。だがケイシーHCも述べたように、長期のシーズンや今後まだ続くであろうキャリアを踏まえれば、リスクマネジメントは重要なのだろう。

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