2019.12.12
今季はポートランド・トレイルブレイザーズと契約を交わし、1年ぶりにNBAの舞台に戻ってきたカーメロ・アンソニー。ここまで9試合にスターターとして出場しているカーメロは平均16.7得点5.6リバウンド1.7アシストをマーク。シューティングに関してもフィールドゴール43.4パーセント、3ポイントシュート38.2パーセント、フリースロー86.2パーセントと、持ち前のシュート力を発揮している。
12月7日(現地時間6日)にブレイザーズはロサンゼルス・レイカーズと対戦し、同じ2003年にNBAドラフトされたレブロン・ジェームズとカーメロの戦いが行われた。10代からの旧友であり国際大会の代表チームではチームメートだった2人は縁が深く、これまで直接対決があるたびに注目を浴びてきた。この日15得点3リバウンドを記録したカーメロが、前半に得意のジャンプシュートやトランジションの3ポイントを見事沈めるなど、チームに勢いを与えて貢献。だがレブロンもインサイドでパワフルにショットを沈め、ビッグマンへのアリウープパスも披露し、31得点7リバウンド8アシストをマーク。最終的にレイカーズが136-113がこのゲームを制した。
今季でレブロンとカーメロはキャリア17年目を迎え、若手時代から全盛期、現在まで幾度となくNBAの舞台で激突をしてきた。『ESPN』によれば、レブロンはカーメロとの深い関係と競争について以下のようにコメントしたという。
「常に特別なこと。偽りなんてない、自分の兄弟と同じコートに立つことはいつも特別なんだ。彼とは多くの歴史を築いてきた。長い間これまでしのぎを削りあってきた。オリンピックでは同じチームでともにプレーし、それが僕らのブラザーフッドなんだ。僕の兄弟なんだよ。同じコートに立って戦えることが素晴らしい」
レブロンとカーメロは2004年のアテネオリンピック、2006年の日本での世界選手権、2008年の北京オリンピック、2012年のロンドンオリンピックと数々の国際大会をともに経験し、2008年と2012年にオリンピック2連覇を達成。またプライベートでも親しい関係であるため、直接対決はお互いに思い入れの強いものになるのだろう。
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