2020.01.13

デローザンのトレードを検討しているスパーズ…一方で契約延長も考慮か?

デローザン(左)はミドルレンジのジャンパーを中心に得点を量産するスコアラーだ[写真]=Getty Images
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スパーズとデローザンの未来

 今シーズンは序盤の8連敗を含めて、なかなか白星を重ねることができなかったサンアントニオ・スパーズ。だがその後チームは徐々に立て直していき、1月13日(現地時間12日)の時点で17勝21敗を記録して、プレーオフ圏内まであと1歩の西の9位に位置付けている。今季終了後には名将グレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)の去就が噂されており、23年連続のプレーオフ出場にも期待がかかっている。

 だがチームの不安定さが完全に払拭されたわけでもなく、再建に向けてチームの主力であるラマーカス・オルドリッジデマー・デローザンらのトレードの噂も絶えない。『The Athletic』のサム・アミック記者によれば、デローザンに関するトレードを、現在スパーズはマーケットで模索しているそうだ。だがデローザンは今季終了後にプレーヤーオプションを保持しており、それを破棄すれば来夏には制限なしフリーエージェントになれる。よってトレードで移籍してもわずか数ヶ月でその球団を退団する可能性もあるため、トレード成立に影響を与えているとされる。

 一方でスパーズは23年連続のプレーオフ進出も視野にいれており、戦力の維持としてデローザンとの契約延長の可能性も残しているそうだ。アミック記者によれば、10月に一度スパーズとデローザンで契約延長について話し合いが行われたが、協議は消滅したわけではないという。デローザンはミドルレンジからお手本とも言えるプルアップジャンパーで得点を量産し、今季は平均22.4得点5.3リバウンド5.0アシストを記録。2月7日(同6日)のトレードデッドラインまでに、トレードや契約延長も含めて、水面下では様々な可能性が模索されることだろう。

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