2020.06.05
かつて20年間ロサンゼルス・レイカーズ一筋で活躍し続け、数々の実績とドラマを残したコービー・ブライアント。彼が偉大な選手であったことを追憶する時、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)との強い繋がりは重要な要素の1つである。憧れのジョーダンから多くのスキルを盗み、特徴も真似たコービー。プレースタイルが似ていると言われるだけでなく、常に競技に真剣に打ち込み、闘争心を剝き出しにした姿なども重なっていた。
『SB Nation』によれば、かつてコービーの相棒だったシャキール・オニール(元レイカーズほか/以下シャック)が、ジョーダンとコービーの精神性について触れたようだ。「彼らのメンタリティはほぼ同質だと思う。マイクとはそこまで多くの時間をともに過ごせたわけではないけれど、彼がチャンピオンシップを勝ち取った時や彼の振る舞い、試合の残り数秒でボールを求める姿など、(それらとコービーのメンタリティは)限りなく同質だと言えるだろう」と、シャックは語っている。
またシャックはそこから話を広げていき、コービーの唯一無二の素晴らしさについて、以下のようにコメントしている。
「そしてコービーが築き上げた素晴らしい要素が1つある。俺たちは自分たちより前に活躍していた選手たちに敬意を払い、彼らから何か特別なものを手にした。俺はポストでパトリック・ユーイング(元ニューヨーク・ニックスほか)のようになりたかったし、デイビッド・ロビンソン(元サンアントニオ・スパーズ)のようにフロアを走りたかった。ウィルト・チェンバレン(元レイカーズほか)のように試合を支配したかった。唯一の違いとして、コービーはそういった偉大な選手たちの連絡先を知っていて、彼らと繋がりを持っていたことだ。そのほかの俺たちは、単に彼らを目にして動きを真似て、彼らが持っていたものを盗むしかなかった」

キャリア初期からコービー(右)の成長を見守っていたウェスト(左)[写真]=Getty Images
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