2021.03.11
8月30日(現地時間29日、日付は以下同)。NBAのプレーオフが再開となり、ミルウォーキー・バックスがオーランド・マジックを118-104で下してシリーズ4勝目を挙げ、2年連続のファーストラウンド突破を決めた。
バックスではヤニス・アデトクンボがいずれもゲームハイとなる28得点17リバウンド、クリス・ミドルトンが21得点10リバウンド7アシスト、ブルック・ロペスが16得点7リバウンド。さらにマービン・ウィリアムズが12得点7リバウンド、ジョージ・ヒルが11得点3アシスト、エリック・ブレッドソーが10得点8アシストで続いた。
第3クォーター序盤にミドルトンとロペスのショットで20点前後のリードを手にしたバックスは、第4クォーター残り7分39秒に3点差まで縮められるも、ミドルトンとウィリアムズのショットで再び2ケタまで点差を広げて勝利。
「俺たちは最高の仕事をした。第1戦から第5戦までで、進歩しているんだ。次のラウンドでもこの流れを持ち越せるといいね」とアデトクンボ。バックスは9月1日からマイアミ・ヒートとのイースタン・カンファレンス・セミファイナルに臨むこととなる。
一方のマジックは、ニコラ・ブーチェビッチが22得点15リバウンド5アシスト、エバン・フォーニエが18得点、DJ・オーガスティンが15得点、マーケル・フルツが14得点5アシスト、テレンス・ロスが13得点6リバウンドを残すも逆転成功ならず。
それでも、スティーブ・クリフォードHC(ヘッドコーチ)が「相手はチャンピオンシップ候補のチーム。だが我々は諦めずに戦った。このチームは正しいアプローチで臨み、チャンスもあったと思う」と振り返ったように、レギュラーシーズンで4戦全敗を喫していたバックス相手に奮戦していたと言っていいだろう。
昨季に続き、マジックはプレーオフで2年連続の1回戦敗退。いずれも1勝4敗でシリーズを終えたものの、ブーチェビッチは「僕らは今年、一歩前に進むことができた。1勝4敗で負けてしまったけど、(昨年よりも)多くの面で成長した姿を見せることができたと思う」と胸を張った。
その筆頭がブーチェビッチだろう。攻防両面で奮戦したビッグマンは今年、昨年のプレーオフ(平均11.2得点8.0リバウンド3.0アシスト)を大きく上回る平均28.0得点11.0リバウンド4.0アシストをマーク。フィールドゴール成功率50.5パーセント、3ポイント成功率40.9パーセント、フリースロー成功率90.9パーセントと、大黒柱として成長を遂げた。
このブーチェビッチを中心とした布陣で、マジックは来季もプレーオフへ出場し、1回戦突破を実現したいところだ。
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