2021.09.29

ウォリアーズ指揮官が初練習を終えたトンプソンを称賛「見ていて本当に楽しかった」

チーム練習に参加したトンプソン[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 9月29日(現地時間28日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズは今季初のチーム練習を行ない、昨年11月に右足のアキレス腱を断裂して以来、クレイ・トンプソンが初めて参加した。

「クレイはすごく良かったね。シューティングは目を引いたよ。彼のチームがシューティング競争で勝利したんだ。で、彼は笑っていたし、ジョークも飛ばしていた。かつてのクレイが戻ってきたんだから、見ていて本当に楽しかったよ」。

 スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は練習初日のトンプソンについてそう語り、素直に喜んでいた。2019年のNBAファイナル第6戦で左膝の前十字靭帯を断裂してから、2シーズン連続で全休していたトンプソンの現状について指揮官はこう話す。

「クレイがフロアにいることを皆が喜んでいた。彼は基本的に今日の練習で全てのことをこなしていた。もっとも、今日はスクリメージ(練習試合)やコンタクトなしだったけどね。でもクレイはプレーできてすごくうれしそうだったし、皆も彼を見ることができて喜んでいたよ」。

 とはいえ、トンプソンがNBAのコートへ復帰するのは今から数か月後の予定。左膝と右のアキレス腱を断裂してきただけに、チーム側も復帰に向けて慎重な構えを見せていることは間違いない。

 それでも、指揮官は「彼はエナジーや楽しさを持ち込んでくれる。クレイが戻ってきたことで、このグループが持つ自信のレベルは上がったと思うね。それが皆をよくさせてくれるのさ」と口にする。
 
 トンプソンは28日のメディアデイで「自分が求める状態の75か80パーセントくらい」と現状分析していたことから、ここから復帰に向けて追い込みをかけていくことになるのだが、順調に回復していることはうれしい限りだ。

クレイ・トンプソンの関連記事