2022.02.27

悔しい連敗のウィザーズ…3Pが好調な八村について指揮官は「もっと打ってほしい」

3ポイントの好調を維持する八村/写真は2月18日(現地17日)のネッツ戦のもの[写真]=Getty Images
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 2月27日(現地時間26日)、ワシントン・ウィザーズが試合後に行った会見の模様を、クラブ公式Twitterが動画で伝えた。

 敵地でクリーブランド・キャバリアーズと対戦したウィザーズは、多くの時間帯でリードを奪ったが、最後は86-92で逆転負けを喫した。

 会見でウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチは「バックトゥバックの2日目にも関わらず、みんなよく戦った」と選手たちを労った。前日に行われたサンアントニオ・スパーズ戦では、ダブルオーバータイムまでもつれる激闘の末敗れており、厳しい状況での連戦となった。

 それでも、ウィザーズは試合を有利に進め、82-75とリードして第4クォーター最後の6分間を迎える。しかし、「42分間はしっかり戦えたが、最後の6分間に4-17のランを許してしまった」という指揮官の言葉の通り、最後はキャブズに試合の流れが大きく傾き、悔しい逆転負けとなった。

 チームは2連敗となったものの、カイル・クーズマはスパーズ戦で36得点を挙げると、この試合でも8本の3ポイントを含む34得点と躍動した。「僕のシュートの状態はオールスターブレイクの2週間くらい前からいいよ。3ポイントだけでなく、ミッドレンジの感覚もいいし、フリースローの手応えも良くなってきた。いいリズムが見つかったことが3ポイントの好調の理由だね」。

 外角のシュートが好調なのはクーズマだけではない。八村塁は7試合連続となる3ポイントを決めるなど、10得点をマーク。今シーズンは48.8パーセントと高確率で長距離砲を決めており、この試合でも放った2本の3ポイント両方を沈めて見せた。

 その八村の外角シュートについて、アンセルドJr.HCは「アテンプトの内容が良ければ、もっと打ってほしいと思っている。これからもスペーシングをしっかり意識して、いつでもシュートが打てるよう準備してほしい」と期待を寄せた。

 ウィザーズは中2日を空け、次戦からホームで3試合を戦う。まずは3月2日のデトロイト・ピストンズ戦に勝利し、弾みをつけたいところだ。

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