2022.03.08

第4Qと延長だけで30得点…ナゲッツの大黒柱ニコラ・ヨキッチが驚異的な数字を叩き出す

ペリカンズ戦で殊勲の働きを見せたヨキッチ[写真]=Getty Images
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 デンバー・ナゲッツニコラ・ヨキッチは、3月7日(現地時間6日、日付は以下同)に行なわれたニューオーリンズ・ペリカンズ戦で46得点12リバウンド11アシストをマークし、今季リーグトップとなる17度目のトリプルダブルを達成した。

 しかも昨季MVPを獲得した万能型ビッグマンは、この試合で3スティール4ブロックも残しており、1973-74シーズンにスティールとブロックが正式にスタッツとして換算されてから、史上初のスタッツを残してみせた。

 さらに、ヨキッチは第4クォーターだけで23得点、延長だけで7得点を叩き出し、138-130でナゲッツの勝利に大きく貢献。アーロン・ゴードンが28得点8リバウンド2ブロック、モンテ・モリスが18得点8アシストの援護射撃を見せたとはいえ、ヨキッチの大暴れなしにナゲッツ勝利はなかったと言っても過言ではない。

「チームメートたちが僕を見つけてくれた。僕はアグレッシブに、ショットを決めていっただけ」と謙そんするも、ヨキッチはナゲッツが記録した第4クォーター最後の17得点のうち、1人で15得点をマーク。残り3分8秒から17-6のランで主役を務めて見事勝利へと導いた。

 そして何より、この日のヨキッチは試合全体でフィールドゴール成功率72.7パーセント(16/22)、3ポイント成功率60.0パーセント(3/5)、フリースロー成功率91.7パーセント(11/12)と高確率でショットを決め続けたのだから、文句なしの活躍だった。

 ペリカンズとの激戦を制したナゲッツは、38勝26敗でウェスタン・カンファレンス6位を堅持。プレーオフ出場圏内をキープしており、ヨキッチは依然として今季も有力なMVP候補となっている。

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