2022.03.23

3連敗を喫したウォリアーズ…グリーンは「パンクした状態じゃ勝つのは難しい」と苦言

チームの現状を厳しく捉えたグリーン(左)とカーHC(右)[写真]=Getty Images
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 3月23日(現地時間22日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地でオーランド・マジック戦に臨むも、最大14点リードを失ってしまい、最終スコア90-94で敗れた。

 17日のボストン・セルティックス戦の前半にステフィン・カリーが左足を痛めて途中退場し、左足の靭帯捻挫と診断されて戦線離脱すると、ウォリアーズはその試合も含めてこれで3連敗。

「俺たちのプレーはソフトだと思うね。愚かなプレーをしてしまっている。ただ単に上質なバスケットボールができていないし、パンクしてしまっている。そんな状態じゃ勝つのは難しい。それが今の俺たちの状態だ」。

 この試合でジョーダン・プールがゲームハイの26得点に6アシスト、クレイ・トンプソンが15得点2スティール、オットー・ポーターJr.が14得点15リバウンド、ジョナサン・クミンガが14得点5リバウンド、アンドリュー・ウィギンズが13得点8リバウンドをマーク。

 だがチームのヴォーカルリーダーを務めるドレイモンド・グリーン(2得点7アシスト2スティール)は試合後にそう語り、ウォリアーズへ喝を入れた。

 スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はチームの現状について「ここにはすばらしい選手たちがいるのは知っている。ロッカールームにいる彼らのことは大好きだ。最高な選手たちさ。彼らが勝ちたがっていることも分かっている。でも勝ち方を学ばないといけない。今の我々は、勝ち方を分かっていない」と指摘している。

 ウォリアーズはこの試合を終えた時点でウェスタン・カンファレンス3位の47勝25敗で、3シーズンぶりのプレーオフ進出はほぼ確実。カリーもプレーオフには間に合う見込みと報じられており、ベストメンバーで2018年以来の覇権奪取を狙うだけに、この日の負けはグリーンにとってチームへ刺激を与えるべきと判断したようだ。

「オーランド・マジックを軽蔑してはいない。だがあのチームはリーグでもワーストチームの1つ。俺たちは彼らとも渡り合えなかった。ああいうチームと渡り合えなければ、優秀なチーム相手に渡り合えることなどありえない」。

 マジックはこの試合を終えてイースタン・カンファレンス14位の20勝53敗で、すでにプレーイン・トーナメント進出への道も途絶えているチーム。だがウェンデル・カーターJr.(19得点8リバウンド)やフランツ・バグナー(18得点)、コール・アンソニー(14得点5リバウンド5アシスト)といった若手が上位チームに一泡吹かせようと奮闘し、見事金星を手にしただけに、グリーンとしては悔しさが爆発したのだろう。

 ウォリアーズはレギュラーシーズン残り10試合のうち、イースト首位のマイアミ・ヒート(47勝25敗)をはじめ、ウェストトップのフェニックス・サンズ(58勝14敗)、2位のメンフィス・グリズリーズ(49勝23敗)、4位のユタ・ジャズ(45勝27敗)との試合が残されている。

 カリーの復帰時期は気になるところだが、プレーオフを迎える前に、ウォリアーズとしてはこうしたリーグ上位の戦績を残すチーム相手に何とか勝利しておきたいところだ。

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