ラジョン・ロンドは、2000年代のボストン・セルティックス黄金期に若くして司令塔に抜擢され、チームに類まれなコートビジョンとリーダーシップを提供。これまで2度のチャンピオンリングを獲得している。

　そしてこの度、ロンドは2022－23シーズンの開幕を待たずして、もう1つのリングを手繰り寄せた。

　ロンドは、ガールフレンドのラトイア・フィッツジェラルドがデザイナーを務めるファッションブランド「Lionne（リオーネ）」がニューヨークファッションウィークで開催したランウェイショーに参加。アメリカを象徴するデニムウェアを再考したショーは大喝采を受けながらフィナーレを迎え、最後はフィッツジェラルド本人が登場し、観客へ感謝の気持ちを伝えて回った。

　その直後、ロンドが突如ランウェイへと飛び乗り、彼女を呼び止める。すると、その場に片膝をつき、フィッツジェラルドにプロポーズしたのだ。もちろん、フィッツジェラルドの答えは「YES」。目に涙を浮かべながらロンドとキスを交わすと、ドラヤ・ミシェルやフィヴィオ・フォーリンらセレブリティを含む観客は総立ちで2人の新たな門出を祝福した。

Rajon Rondo went from chasing rings to putting one on his fiance 💍

(via hanitamarie/IG)pic.twitter.com/nl7nzYPcAD

— ClutchPoints (@ClutchPointsApp) September 10, 2022

　フィッツジェラルドは、1986年にフィラデルフィアで生まれた。デザイナーだった母親のコリーヌ・レドモンドに影響を受けた彼女は独学で洋服を学び、子ども服ブランド「​​Dillinger Clothing（デリンジャー・クロージング）」でキャリアをスタート。その後、「Lionne（リオーネ）」を立ち上げ、これまで2度のフルコレクションを発表している。

　ロンドとフィッツジェラルドの正確な交際開始の時期は明らかになっていないが、『Distractify』によると、2020年2月に2人の仲睦まじい姿が公になっているという。

　これまでリングを受け取る側だったロンドが自ら授けたリングには、大きな覚悟が宿っていることだろう。婚約した2人の未来が素晴らしいものになりますように。

　文＝Meiji