2023.03.21
10月14日(現地時間13日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが約1週間ぶりにチームへ合流して練習をこなした。
「私たちは前へ進むために何が必要なのか、何をしていくかについて何度も話し合いました。自分たちは過去に起きてしまったことにしがみついたりはしません」
この日の会見でそう語ったグリーンは、6日にチームメートのジョーダン・プールともめた末にパンチを見舞ったと報じられ、8日に『TMZ』がその映像をリークしたことで世間に知れ渡ったことで、この件で9日に会見。7日にチームのトレーニング施設へ行き、プールもいる中で謝罪をしていたものの、9日の会見でもうしばらくチームから離れると話していた。
その後、12日のプレシーズンゲーム終了後の会見で、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が熟考したうえでグリーンへ罰金こそ科したものの、出場停止処分にはしていないことを明かし、14日にチームへ復帰すると発していた。
この約1週間で、ウォリアーズはフロント、コーチ陣、さらにはプール、ステフィン・カリー、アンドレ・イグダーラ、ケボン・ルーニーを含む数名の選手たちを交えてミーティングを重ねてこの日を迎えたのである。
カーHCとルーニーによると、14日の練習でチーム内に気まずい雰囲気はなく、グリーンは15日に行われるデンバー・ナゲッツとのプレシーズン最終戦、そして19日のロサンゼルス・レイカーズとのレギュラーシーズン開幕戦へ出場予定となっている。
グリーンは「このチームに仲間意識があるのは確かだ。仲間意識があるチームと対戦すると、もし相手にそれがなければ簡単に壊れてしまうが、それがあるなら立て直せるということ。(私たちの仲間意識は)ひどく揺らいだりはしないのさ」と、再合流したチームについて語っていた。
チームから離脱している期間、グリーンは個別でトレーニングをしつつ、子どもたちとの時間に多くをさき、息子へ卵料理を作って、作り方を教えたりもしたという。それと同時に「この件とも向き合う時間を多くとってきた。長い日数ではあったけど、良いことだった」と明かしていた。
14日にチームへ再合流したことで、グリーンのキャリア11シーズン目が本格的に始動する。
「私たちにはゴールがある。個人として、それにチームとしてのゴールがある。自分たちはそのゴールへ達するためには何をすべきか分かっている。それがフォーカスしていることだ」
グリーンはそう語って気を引き締めており、今回の件でコーチ陣やチームメートたちを失望させてしまったことを真摯に受け止め、コート内外の行動で信頼を回復させていくべく動き出した。
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