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リーグトップクラスのスター軍団ブルックリン・ネッツは、開幕3試合を終えて1勝2敗と思うような結果を残せていない。それは戦績のみならず、チケット売上も同様のようだ。
地元紙『New York Post』は今週、ネッツのシーズンチケットの需要が昨シーズン比で30パーセント以上落ち込んだと報じた。報道によるとネッツは2021-22シーズンに8000枚から9000枚のチケットを販売。しかし今シーズンは約5500枚にとどまっており、これはリーグ最低だという。
同メディアのジョシュ・コスマン記者とブライアン・ルイス記者は、この報道について以下のとおり補足している。
「ネッツは本件についてのコメントを拒否しました。球団に精通する情報筋は、リーグ最低のシーズンチケット販売数について異議を唱えることはなかったが、ネッツは他球団とは異なり、バークレイズ・センターを埋め尽くすためにシーズンチケットの販売に依存していないと語っています」
販売数激減の理由は、金額設定にあると指摘。コートサイドのシーズンチケット保有者いわく、昨シーズンは各試合のチケット1枚単価が3500ドル(約52万円)だったのに対し、今シーズンは5400ドル(80万円)にまで増額したという。
こうした状況から、ネッツは当面の間ニューヨーク・ニックスの脇役を務めるとの見解が強まっている。ニックスは昨シーズンプレーオフの進出を逃したが、オフにジェイレン・ブランソンを獲得。また、RJ・バレットとキャム・レディッシュのコンビへの期待も高く、多彩なビッグマンとして開花目前のアイザイア・ハーテンシュタインも加入するなど、見どころは多い。
それでも、シーズン開幕後の観客動員数に問題はない。本拠地『バークレイズ・センター』の最大収容人数は1万8000人だが、開幕からの2試合で平均1万7867人を動員したという。
チケット売上は、球団ビジネスの要だ。ネッツはシーズンチケットに頼らずに、満席の状態を維持できるのだろうか。
文=Meiji
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